「嘘つきは名優の始まり」での

にのみさんの「ハンドク」でのながせ君のエピソード、良かったなぁ。ながせ君は昔、山田太一監督のテレビドラマに出てたのを見て、いいなぁこのヒトと思った憶えがあるんだけど、あのエピソード聞いて、あぁやっぱりね(いい役者さんなんだなぁ)と思った。

そもそも、昨今の俳優さん(女優さんも含めて)泣き過ぎじゃないかと思うのよね。まぁ、男でも一人の時は泣いてるかも知れないから、そういうシチュエーションで泣く演技はまだいいのよ。人前で、感極まったからってそうそう泣くかな?しかも、時代劇とかでも?と思うことが多い。涙って、止めようと我慢するから出てくるものだろうし、本当に悲しい時にはむしろ出ないものかも知れないし。それなのに、人前だろうとなんだろうと、あたかも泣けることが良い演技であるかのようにじゃんじゃん泣いているのを見ると、ホント閉口する。涙を流さずに悲しみを表現できたのなら、それほど素晴らしいことはない。

実は割と最近「ハンドク」のDVDをレンタルして見ていたのだけど、例によって飛ばし飛ばしニノのところだけ見るという誤った見方をしていたので、ながせ君のそこのところの演技には気付かなかった。いつか、もう一度見て確認してみたいものである。