トリだからって

なにもその3曲にしなくても。いつも通りに今年のシングル曲を歌えばいいじゃないか。復活LoveとDon't You Get Itのメドレーでも良かったのに。なんなら、タツローに敬意を表して復活Loveだけでもいいと思っていたくらいなのに、失礼過ぎるっつーの。あ〜あ、見る気なくなった!

でも見るけど。あいば氏の司会だしね。ヒカルも出るし。

そうそう、クリスマス25日に元同僚とカラオケに行ったのだけど、ま、例によってというかここのところワタシは昭和歌謡を歌うということにしているのだけれど、せっかくクリスマスだしな、と思って珍しくWam!のLast Christmasを(連れがトイレに行っている間に)歌ったら、ジョージ・マイケルが亡くなってしまい、オドロいた。なんかそういう虫の報せ的なものに敏感体質のようだ。

少し前の記事にも、離婚にまつわることを30年以上も経って思い出して云々ということを書いたが、その中で、彼(前夫)と出会った頃のこともよく思い出されて、それは市内のいわゆるジャズ喫茶だったのだが、なんと11月の上旬にそこのマスターが亡くなったのだった。新聞でその記事を見た時に、「もしかしたら、これだったのか…」と思った。だって、こちらに帰って来てから、一度だけそのマスターの店(昔とは違う場所にある)に行ったことがあったが、それ以来ずっとご無沙汰していたのに、特に11月に入ってから、その店でのことも何度もリフレインで思い出していたのだから。

ともあれ、11月はそんなワケでずっと昔のことに囚われて、自分でも「無理やり意識の底に閉じ込めていたのではないか」などと書いていたが、それまでは月に一度か二度、多くてせいぜい三度だった悪夢による叫びが、なんと11月は7回も記録されていた。あ、そうなんです。アプリで寝言を録音してるの。それで、なんとなく悪夢の正体が分かってきたというか。いつもは夢の内容は覚えていないのだが、一度だけ、その相手をはっきり見て覚えていた。それは「犬神家の一族」に出て来た繃帯ぐるぐる巻きのあの男性みたいな感じの、でも男でも女でもないし、人間とも言えないマンガみたいな単純な線でできている人(?)なのだが、そんな存在に自分自身を乗っ取られようとしている恐れから発せられる叫びなのだった。

でも、思い出を色々反芻して、少しずつ諦めも出てきてからは、悪夢も元通りの頻度に戻って来ている。完全になくなったわけではないのが残念だが。

音楽番組で印象に残ったのは小田和正さんの「クリスマスの約束」で、なんと今回はワタシの一押し和田唱とヒカルが同時に出演するという豪華っぷりだった。そして、ヒカルもさることながら、和田くんと小田さんのハーモニーが非常に良かった。声質が合うんだね。小田さんは数年前のトライセラのアコースティックライブにもゲストで出ていて、昔、ヘビロテでトライセラの1stアルバムを聴いていたと言っていた。丁度その頃、トライセラは解散の危機にあったらしく、その言葉を聞いて和田くんが泣きそうになっていたんだよね。とにかく、全然知らなかったが、この番組は毎年やっているらしく、早くも来年のクリスマスが待ち遠しいくらいだ。

そうそう、今年は本(主に電子だが)も結構読んだ。今は久しぶりに村上春樹の小説「色彩を持たない多崎つくると…」を読んでいる。その前は短編「女のいない男たち」を読んだ。やはり面白い。面白いけど、昔よりカッコ書きの説明が多すぎるような気が(昔もカッコ書きは結構あったけど)。多用されるあのおかしな比喩も、昔の方が奇抜でユーモラスだったような気も。ま、でもやはり面白いことは面白い。

お正月はまた上京して、ルミネで吉本漫才を見る予定。なんと今回は博多華丸・大吉さんが見れる!うれしい。あと、歌舞伎座で久しぶりに玉さまも!あらしの番組は録画で見ることになるのかな?

というワケで、皆さま良いお年を!