映画三昧

家で犯罪関係の本を読んだり、DVDで「葛城事件」や「日本で一番悪い奴ら」、トドメは「野火」(戦争もの)など暗いものばかり見てたら、サスガに精神衛生上宜しくない!と思い、気分転換に「Sing(吹き替え版)」を見に行った。面白かったぁ!単純に。滅多にアニメ映画は見ないのだけど、ホントに上手くできてるなぁ。吹き替えキャストも全然違和感なかった。「モアナと伝説の海」も見たくなったなぁ。「ラ・ラ・ランド」もまだ見てないけど「セッション」の監督だというから絶対面白いだろうし。

「葛城事件」は「その夜の侍」の赤堀監督なんだねぇ。少しテイストが違う気がしたけど。「葛城事件」は今回三浦友和が演じていた役を、息子役の新井浩文が舞台でやっていたというけど、それもきっとぴったりだったろうと思う。どちらも最高級の演技だったと思うのに、日本アカデミー賞にはなぜか全然ノミネートがなかったようだけど、大人の事情というやつなのかしら。

「百円の恋」も見た。やっぱり安藤サクラっていい。でも、本当は彼女が特別良いのではなくて、最近の日本の売れてる女優さんってアイドル女優と言った方がよさそうな人ばかりだから目立つだけなのかも。演技力はそこそこあってもほとんどリアル感がない人たちの中で、安藤サクラはちゃんとプロの女優って感じがするから。初めて見たのはNHKドラマ『書店員ミチルの身の上話』だったと思うけど、それですごく気になって。あのリアル感って、昔の左幸子とかをホーフツさせる。そういえば「百円の恋」にも新井浩文が出てたな。それもよかったのかも。

DVDでは「MATCHSTICK MEN」を見終わったところなんだけど、監督がリドリー・スコットと知ってビックリ。最後のどんでん返しが凄いんだけど、「ユージュアル・サスペクツ」みたいな、あくまでサスペンスのどんでんだけじゃなくてヒューマンっぽいというか、騙された挙句めでたしめでたしなの。「ブレードランナー」の監督がこういう作品も作るなんて、思いもしなかった。

そういえば「Sing」の予告編でさとし君の忍者ものをやってたけど、ジャニーズ臭プンプンだったなぁ。まぁ見れば面白いのかも知れないし、どうせ見るんだけどちょっと残念な感じ。