「セキガハラ」を見に

行ったら、ニノの映画の予告編をやっていた。どうやら天才料理人というのはニノではなくて西島ひでとしさんのことらしく、ニノはその旧満州にいた料理の天才を探しに行く役のようだ。納得。もっとも、ニノも料理人には違いないのだが、予告を見る限りではうまく演じているようだし、時代背景も面白そうなので公開が楽しみだ。

ならたーじゅの予告もやっていた。有村さんは朝ドラでの役作りといい「セキガハラ」での演技といい、若いとは言えしっかり演じられる女優さんだと思うので、Jにも頑張っていて欲しいものだが、予告で見る限り、既婚者の重みというか生徒を愛する逡巡というものがあまり見えず、ただのゲス教師か?と思っただけだった。ま、本編を見てみないと分からないけれど。でも、この年であの手の映画を映画館で見るのはなぁ…。レンタルになるまで見ないのかも。

あっ!そういえば思い出したが「ならたーじゅ」は当県でも撮影しているらしく、先日エレベーターの中で正職員の20台半ばぐらいの女性が、エキストラに参加したと言っていたんだった!「ホントは松潤を見たかったんだけど、有村さんだった。細かった〜!」と言っていた。言ってる本人も細い人なので、よほどスリムなのだろう。そのまま耳ダンボで聞いていたら、別の課に○○さんというジャニヲタがいてどうのという話をしていた。やはり居るのか、こんなお堅い職場にもジャニヲタが…。ていうか、お堅いからこそ案外たくさんいるのかも?いずれにせよ、同僚がエキストラで出てるからという口実で見にいくのなら不自然じゃないな。ふふふ。

肝心の「セキガハラ」の方は、これも予告で見る限りは、岡田っちも最近ワンパターン演技なのでは?と若干危惧していたのだが、さにあらず。ジャニーズらしからぬ(?)堂々とした演じっぷりで、本職の俳優さんに負けないどころかリードしているといっても過言ではないほど十二分に役どころを理解して演じていたようだ。ていうか、見ているこちらが歴史音痴なもので、ほほぅそうだったか、あれ?この人ってどんな人だっけ??と、あとからネット検索で確認して回るという体たらくなのだが。どちらかというと、歴史に詳しい人向きの映画かも。

個人的には、義を貫いた石田三成より、歴史に翻弄された小早川秀秋のほうに興味が湧いた。東出くんが演じていたのだが、甲冑から出ているあの細すぎる脛を見たひにゃあ戦国時代にあり得ない…と思ったが、後半で右往左往して情けない姿を演じているのを見ると、その線の細さも効果的なのだろうと思った。あなそれの怪演もよかったけど、こういう役もお似合いだ。

この映画にも伊賀忍者が出るので、「しのびのくに」を先に見といてよかったなとも思った。あの映画は誇張して作られているとはいうものの、その時々の都合で寝返っていく忍者の感じがリンクしていて納得できた。ちなみに、「しのびのくに」は日に一回とはいうものの、まだ市内2か所とも上映している。ワタシも先日2回目を見たばかりなのだが、果たして興行収入は当初の見込みどおり30億に達するのか?興味深いところだ。できれば35億まで?