「あゝ、荒野」のパンフレット

を職場の嵐友が貸してくれたのだが、これがとても充実していて面白い。まず、これまでどちらかというと苦手な感じだった小出くんのインタビュー記事。ちょっと感動した。なぜか今までこのヒトをチャラいと思っていたのだが、自分の目はフシアナだったようだ。

それと、なんと言っても巻末に唐十郎と蜷川さんの対談が載っていてオドロいた。唐さんなんて蜷川演劇を見下しそう(?)な気もしていたのに、とても仲良さそうで。彼のために「盲導犬」を書き下ろしていたなんて、しかも石橋蓮司に当て書きしたなんてことも初めて知った。そして、黒い花輪事件の真相も。寺山と唐さんは仲悪いのかと思ってたけれど、唐さんにとっては兄貴的存在だったようだ。その欄には唐さんの自筆原稿の写真も載っていて、その几帳面さにも驚いた。

同僚に舞台の感想を最初に聞いたときの第一声は「カッコ良かったぁ〜」だった。小学生の娘さんと一緒に見に行ったのだが、前から2番目という特等席で、自分たちのすぐ横をまつもっさんが通って行くので「すごい贅沢だった。卒倒しそうだった」と。また、いわゆる「教育に悪い」場面もあったけれど、子供たちなりに理解しているようだったとも。ただ、当時のことや新宿については自分も、増してや子供も何も知らないので、その辺を理解するのが難しかったとも言っていた。それでも子供たちは最後まで集中して見ていて、帰ってからもずっとまつもっさんの科白を言ったりしているらしい。

そして、ジャニショにも行ったらしいのだが、そんな風に舞台を見に行くようになったのもワタシがきっかけであり、色々教えてくれたお陰だと言って、子供さんがお土産にさとし君の公式生写真を買って来てくれた…。ありがとう、娘さん。でも、一体コレどうすれば…?