年を取ると

一週間があっという間に過ぎてゆく。一日単位だと時間を持て余してしまうこともあるのだが、何故か一週間は早い。テレビ番組などは、あれっ?ついこの間見たばかりなのに…と思うことがなんと多いことか。

ま、それはそれでありがたいこともある。見たばかりのドラマの続きが、またすぐ見れるのだ 笑。今、一番楽しみに見ているのは大河ドラマだが、それをきっかけに青空文庫で与謝野源氏を読みだしたら、やはり面白くて、当然のことながら改めて紫式部の才能に舌を巻いている。若い頃にも読んだ憶えはあるのだが、多分絵本のように物語を短くしたものだったように思う。その時も源氏の恋バナよりも頭中将が印象に残ったのだが、今回も頭中将の話がクローズアップされる2帖の「箒木」に、特に式部の才能を感じさせられた。

昔は紫式部男性説もあったと記憶しているが、最近はその説は見受けられないようだ。しかし、2帖を読むと男性説もさもあらんと思う。丁度前回の大河の最後の方で、式部が男達の結婚や女に対する本音を偶然耳にする場面があったが、そういうことだったのだろうか。

ちなみに、源氏物語の映像化では東山さん以外に誰が光源氏を演じていたのかと調べてみたら天海ゆうきというのがあって、ハ〜なるほどねと思った。平安時代のこととはいえ、当時の夜這いを現代に持ち込んだら、同意不明のセイカガイで、たちまち批判の対象になりそうだ。ちなみに、その映画での紫式部役は吉永さゆり(!)であった。ま、でもこれも、ある意味ナルホドなのかも知れない。

大河で吉高さんが式部を演じると知った時は姉が不満だらけで、私も表面上は同調していたのだが、吉高さんは朝ドラの村岡花子役をちゃんとこなしておられたので、案外ヨイのではないかとも思っていた。

フタを開けると、やはりそれなりの式部になってると思うのだが、姉は「声がひどい」とか「走り方がひどい」とか、まぁ言われてみるとそうなのだが、姉は私以上に批評家然としているので、何かと難癖をつけている。

道長については、道長イコール光源氏というわけでは必ずしもないので、タスクさんでも全然良いのではないかと思っている。

とにかく大河、源氏物語が今の楽しみ。