身近な聖地

今日のしやがれで、いつも仕事の帰りに通り過ぎているビルの中にあるクレープ屋が紹介されていてビックリ。今年の夏に開店したばかりの店で、かなり流行っているなとは思っていたが。まぁ、彼等が店に入ったわけではなくスタジオで食べただけなので、厳密に言えば「聖地」とは言えないかも知れないが、いずれにしろ近い内に同じものを食さなくては(バカ)。

見ましたよ、キリンの舌を持つ男の話。ここのところニノは比較的地味な映画に出ていて、これもそういう一本だけど、それでいいのだと思う。少なくともワタシと同じか、私より上の世代には興味深い時代設定の映画だし。色んな人の感想を読むと、ああいう役をやるにはニノは幼すぎるという意見もあったけど、ワタシは「黄色い涙」で既にそう思っていたからか、今回の映画では特に違和感は感じなかった。かといって、大島…ぢゃない児島が何度も「演技がうまい」と繰り返すほどとも思わなかったけど。天才コック役と聞いた時は、あんなにいつも不味そうに食べるのに…と思っていたけれど、映画でのその顔は、味覚に対する厳しさとして見えて来た。親御さんは料理学校の先生だったというし、あれで案外味覚がスルドいのかも?

かんじゃにの3人がゲストの夜会の録画も見た。あらしも華々しいデビューの後は結構不遇の時代もあったと思っていたが、かんじゃにの話を聞くと比較にならないほど恵まれていたんだんだぁと思う。ニッカボッカのヨコヤマ君の話は知っていたけど、すばる君がたっきーの家に居候って!てっきり仲が悪いというか、すばるはたっきー嫌ってると思っていたのでオドロイた。色々あったんだねぇ、彼らも。

苦労した分、報われて良かったと思うけど、今も報われない思いで過ごしているジュニアや、もうジュニアとは呼べない人達もたくさんいるんだろうなぁ。逆に、小原くんみたいに、明らかにスターになれそうなのにさっさと辞めていく子もいたりしていろいろだけど。

いずれにしろ一度しかない人生だから、やりたいと思ったことには挑戦したほうが後悔がなくていいよね。成功するのはホンの一握りの人しかいないんだってことを身を以て知るだけでも無駄じゃないし、逆に、諦めなければ夢は叶うということもあると思う。時々へぇ〜って思うけど、デビューしたいって自分で申請(?)して出来た人もいるようだし、必ずしも人気とか実力でもないんだよね。そういう押しの強さというか率直さが認められるということもあるのだと思う。

そう考えると、じゃにーさんってやっぱりなかなかの人だよね…って当たり前か。

ならたーJの

映画にエキストラで出たという同僚と話す機会があったが、どの場面だか分からなかったので訊くと、本人でも分からないくらいボカしてあったらしい。ご当地映画だが、本当にその町の人でないと分からないようなお店とか建物が多かったので、「海はあそこかな」「何もあんな汚れた砂浜を撮らなくてもね」とか話したついでに、「『追憶』のほうが場所が分かりやすかったよね」と言うと「え、『追憶』も見たんですか?」と少し驚かれたので、「うん、ご当地映画は大抵見てる」と言って危うくセーフ。あらしと岡田っちぐらいしか見ていないくせに。ちなみに「追憶」には彼女の子供さんが出ていたと聞いてビックリ。旦那さんが企画に関わっているかららしい。

そういえば去年姉が、「知り合いの人が言ってたけど、あらしの誰かが最近お忍びで盛んに美味しいものを食べに来ているらしいよ」といっていた。丁度、しやがれでニノやしょうちゃんも当県に来ていた後だったので、「え?ロケじゃない?」と訊くと、「いや、プライベートらしいよ」というので、それならジュン君かな…と思っていたのだが、今から思えばそれがならたーJの撮影の合間を縫った食事だったんだろうね。

新幹線が開通してからというもの当地もずいぶん観光客が増えたが、特にグルメの通う場所としても知られつつあるようで、数か月前にはあんじゃっしゅのワタベが当地のおいしい店を巡る番組まであった。ワタベといえば、昔はベツに嫌いではなかったが、ある時以来、「まぁ…図々しい」という思いがあり、その番組も「なんだ、すでに誰かが美味しいと言っているのを聞きつけて、それを確かめに来ているだけじゃないの。なぁにがグルメだ!」と思いつつ見ていた(笑)のだが。いずれにしろ、どんなきっかけであれ、あらしの方々には足繁く来ていただきたいものだ。

ニノの映画も今日が封切なので行きたかったのだが、庭に杉の枯れ枝が絨毯のように敷き詰められているので、晴れている内にと半日回収に明け暮れた。風がモロに吹き当たる家なので防風のためにと、数十年前にこの土地を紹介してくれた親戚が家の周りに杉を10本ぐらい植えてくれたのだが、強風が吹く度に枝葉落ちが激しいのだ。これからは柿の収穫もあり、秋は結構庭仕事が忙しい。

明日は雨らしいので、映画は明日行こうかな。

とうとう来たか…

今月に入って、また大声での寝言が何回かあった。寝る前に腹式呼吸をすると効果があると前に書いていたが、その深呼吸や体操をいい加減にしていると決まってそういうことになる。一回は夜中の2時過ぎで、自分の発する声で喉が痛くなって起きたくらいの大声だった。ワタシが二階に寝るようになってから、大声を上げても聞こえなくなったと言っていた姉もこの日ばかりは飛び起きて、なぜか外に飛び出して行ったようでバタンという玄関ドアの音が聞こえた。あとで訊くと、大声で猫が喧嘩していると思ったらしい。

二度めは明け方5時過ぎ、夢の中にまた不審な男が現れて去っていった。ワタシは多分それで叫びながら、体は金縛りにあっていたのだが、その男が部屋のドアから出て行くところがアリアリと見えて、ああ、これが幻視というものかと思った。実際にはワタシの寝ている体勢からはドアは見えない方角なので、幻視ではなく単に夢の延長なのだが、これが幻視に繋がっていくのだろうという確信を持ってしまった。やはりワタシは、レビー小体病の入り口にいるのだ。もし寝る前の複式呼吸をしなければ、毎日のように大声で叫んでいるのかもしれない。これでは施設に入るのもはばかられるなぁ。まぁ、薬を飲ませられるのだろうなぁ。

レビーはアルツハイマー型より進行が早い。やはり寿命は長くてもあと10年と思っていた方がいいのだろう。歩けるのは、5年ぐらいか。そう思うと、そろそろ仕事を辞めて、行きたいところに旅行三昧でもしようかと思うようになってきた。今の職場は、嘱託だと定年があってないような感じだから、ボケ防止のためにもあと2年ぐらいは勤めようかとも考えていたが、それどころではないような気がしてきた。

レビーは記憶力の衰えはあまりないようだが、歩けなくなるのはやはり悲しい。運動を続けて、少しでも進行を遅らせるようにしなければ。

お金の話

昨日、仕事帰りに久しぶりに元同僚と食事をした。以前、ワタシにしゃっきんを申し込んだ(そして断られた)人だ。今は失業中で、少し体に障害が出て来ていることもあり、今までとは違う分野の職業訓練を受けているという。

その間は失業手当が出るわけだが、働いている時の6割程度だから生活が苦しく、毎日サバ缶を食べているというようなことをラインで送って来ていた。といっても、別にまたお金を借りようというわけではなく、ヒモのような弟のことを嘆く中での話だった。

食事が進んで生活費のことに話が及んだ時、彼女は今、月5万の予算でやっていると言うので衝撃を受けた。その前にケータイ料金のことを話していて6,000〜7,000円かかると言っていたし、職業訓練の仲間と先日一緒に食事をしたとも言っていた。アパートの家賃が2万ぐらい、光熱費が1万ぐらい。残りは1万数千円だが、今日のように食事を人とする時もあるだろうし、交通費だってあるんじゃないの?映画も見たって言っていたじゃない?と訊くと、たまたま今月は2回になったが人と食事をするのは久々だし、職業訓練の場はアパートから近いのでほとんど交通費もかかっていない、映画もずいぶん久しぶりに見たのだという。弟も一応毎月3万円は出すが、結局その中から毎日千円ぐらいずつせびられて、結局はないも同然だという。それなのに、後から来たラインでは「今月は5万貯金できた」と書いてきた。

ワタシも一応家計簿をつけている。レシートを撮影したものをそのまま家計簿に落とし込めるアプリがあるのでそれと、カードでの支払いと、あとは通帳から落ちる生命保険料とで、合わせた生活費(旅行や車検費用等は別)は、月給から月に1〜2万ぐらいしか残らない額だ。今はもう年金の一部が出ているので、貯金もそれなりにできるのだが、年金だけの生活になったら、必要経費は今より2万程度は減るだろうが、それでもとても暮らしてはいけない。勿論、貯金はいくらかはあるものの、これから増々長寿の時代。90過ぎまで生きているようなことになったら、解約しないつもりの生命保険にまで手を伸ばさざるを得ないかもしれない。

去年の家計簿を見直して、確かに今年の出費は昨年より少なくなってはいるのだが、もっともっと見直すべきなのだろう。月5万は無理でも、年金で生活費は全部賄うぐらいのことは考えなくてはいけないのかも。幸い、数年前から始めた投資信託が、アベノミクスのお蔭なのか毎年かなりの黒字なので、生活費の当てにはできないものの、旅行や遊興費はそれを充てるべきなのかもしれない。

そういえば前の職場でも、月末に金がない金がないと言っている人がいたが、それなりの給料もらっているのに不思議だと思ったら、強制的にゴソッと貯金をしているからなのだった。

みんなしっかりしてるなぁ(というか、ワタシがダメなだけなのか…)。

映画と最新アルバム

【映画】
ならたー潤、見た。予告編で危惧していたようなゲス教師ではなくてホッとした。というか、見たのは初日だったと思うが、客入りが少なかったのは、やはりあの予告のせいじゃないの?ご当地でさえこんななのだから、先が思いやられる。

有村さんが良かったですよ。潤というより、彼女の映画だった。年のせいか、ああいう風な恋愛をしたことがないせいか、映画が個人的にグッと来たかというとそうでもないんだけど、特に彼らのファンじゃない人が見ても損のない映画だったとは思います。

その少し前に「ユリゴコロ」も見た。最初の方は、セリフや演技に不自然さがちょいちょい見られ、結構突っ込みどころが満載だなぁと思った。かつ、血がドバッとでるシーンも多くて目を背けることが多く、よほど途中で席を立とうかとも思ったが、我慢して見ていると、後半は徐々に良くなっていった。よしたかさんを始め、俳優さんも大方は適役だったみたい。

若い頃、乳児院に勤めていたことがあったのだけど、中には親が殺人者だという子もいて、この子の将来はどうなっちゃうんだろうって皆で心配してたなぁ。「殺人者の血」なんてないと思うんだけど、やはり世の中は偏見に満ちているから、殺意まで行かなくても、誰にでも起こり得るちょっとした怒りや乱暴さがその子に表れたりすると、きっと「殺人者の子の血」と見なされて必要以上に恐れられたり、自分でも恐れてしまうんだろうと思う。

でも、最近の映画って大作でもないのに上映時間が2時間以上あるのが多くて、正直ちょっと長すぎるよなぁと思う。昔はそんなに長くなかった気がする。それに、最近はど暗い映画か妙に明るいか、両極端な気が。「アウトレイジ」も見たけど、一話二話ほど面白くなかったというか、俳優陣が期待したほどでもなかったし、ラストがねぇ。そりゃないんじゃないの、と思った。たけしの映画って、ラストがどうしてもああなっちゃうのよね。

【CD】
最新アルバムは、ゆるりと始まった前作から一転。一曲目から飛ばして行くねぇ。しかも、お祭り気分というのではなく、疾走しながらも全体に大人っぽい。前作がポップ過ぎた反動かしら。

このアルバムは、若すぎるファンにはあまり受け入れられないかもしれないけど、ワタシはこういうのも嫌いじゃないな。確かに、一般受けするような曲は少ない気がするし、全体に飛ばしすぎの感があるとも思うんだけど、統一感は今までで一番かもしれない。言わば、捨て曲があまりない。はっきり言って、この中で心に残る曲とか、ヒットソングを出すのは難しいと思うんだけど、ファンにおもねらない、こういう攻め方もいいのではないかな。

ざっと聴いたところでは、ワタシのお気に入りは「Suger」ぐらいしかないんだけど、「風雲」「抱擁」「光」あたりもいいし、他の曲も全体にレベル高い気がする。去年酷評していた「I'll be there」も、このアルバムの中で聴くと違和感がない。っていうか、あの時はなんであんなに毛嫌いしていたのか、今となっては謎。確かに、今でも好きになれないフレーズはあるものの。まぁ、慣れもあるのかも、だけど。

最後の曲「Song for you」は、なんとなく「ラ・ラ・ランド」みたいだなって思った。それと、このアルバムでは、さとしよりもあいばちゃんの声が際立っていたな。

のーべるブンガク賞

受賞者を知ってオドロいた。昨年ここで、彼の小説を映画化した『日のなごり』の感想とすら言えない薄〜い報告を挙げていたばかりだったが、実はその後、『ワタシを離さないで』の原作を電子で買って、読み始めたばかりのところだったからだ。

実は『日のなごり』を見るきっかけは、別れたオットがSNSで「一番好きな映画」に挙げていたからだった。以前、彼と同姓同名の人がSNSで「好きなbook」に『ライ麦畑でつかまえて』を挙げていた時に、今更…とややギモンに感じつつ、その人が写真ですら少し様子が似ていたので、てっきり元オットかと思っていたが、その後ホンモノが見つかっていた。そして、ふ〜ん、今の彼はどんな映画に感動する人なのだろう…と確認したくなったのだった。映画を見た後、原作者が日本人の名前だったので不思議に思い、調べる内に興味が湧いて、英語のベンキョウにもなるかと思い、『ワタシを〜』を読んでみることにしたのだった。我ながら、なんという鼻の利き方であろうか。慌てて本屋に行かなくて済む。

しかしまぁ、今回はいつにも増してムラカミハルキさんが気の毒だった。元々彼はのーべる賞が欲しいなんて思いもしなかっただろう。それなのに毎年毎年、こういってはなんだが、ファンと称する人たちがハルキを肴に飲み喰いしたいだけのために集まっている(としか思えない)。もういいカゲンに勘弁してあげて欲しい。

個人的には、のーべる賞ハルキ説が出た当初は非常に違和感があったが、『多崎つくると…』を読んで、あらっ、これはあり得るかな…と初めて思った。のーべる賞にはそぐわなくても、それくらい大きな作家だったのだ、と改めて思ったのだった。そういえば日野さんの記事の時に、私は太田光とほとんど感覚が同じなんて書いたが、彼はハルキ嫌いみたいだ。どうして頭で考えようとするかな。あれを面白いと思って読めないのなら、やはりちょっと感覚が違うようだ。他人だから当然だが。

ちなみに、太田と中沢信一の対談『憲法九条を世界遺産に』は今更ながら今日読了した(選挙が近いこともあり)が、憲法九条に対する考え方は同じようだ。

ショルダーバッグを

買った。全く予定になかったのだが。以前、確かしゃべくりの番組で水川あさみが、女の人ってどうしてそんなにバッグばかり欲しがるの?という男性陣の疑問に対して、「バッグには女の夢が詰まってるのよ!」とか言い放って、うまいこと言うなぁと爆笑したのだが、そんな感じだ。まぁ、心理的に言うと「欲求不満」ということかもしれないが、どんなに「これだ!」というものを買っても、使っている内に必ず何か一つ、欠点が浮上して来るのよねぇ。

発端は、クレジットカードのポイントが結構貯まって来たので、ノンフライヤー調理器でも買おうかと思ってネットで見ていたのが、もしかしたら町でもっと安く売っているかも、と思って複合型スーパーに行ったことだった。ナニゲにバッグ売り場の前を通ったら、目を惹く柄の布製の小さなトート型バッグがあって。そういえば今使っているボストン型ショルダーは、勿論好きで買ったんだし便利でもあるんだけど、革だけにちょっと重いんだよなぁ…でも、このバッグは持ち手がビニールで安っぽいよなぁ…と思って見ていたら、店員さんが寄って来て。ま、値段が手ごろで便利そうなのがあったら買ってもいいかと思って相談していたら、柄はあまり好きでもないけどポケットが多くてとても便利そうなのがあって。ナイロン製だから軽くて撥水性もあるし、小さい割に弁当も入りそうだと思って、結局買った。

私は整理整頓下手なので、バッグはポケットが多いものを選ぶことが多い。家に帰って、今までボストンに入れていたものを今日買ったバッグに詰めてみると、大きさは半分強なのに見事に全部入った。ま、弁当を入れると結構パンパンかも知れないが。安かったのによく見るとイタリア製で、そう思って改めて見ると、濃い茶色の地模様にジッパーを引っ張る部分が赤い革で、なかなかお洒落な気もしてくる。

ノンフライヤー調理器は見つからなかったが、なかなか大きいらしいので、うちの狭い台所では置く場所が決まらず、その為にまた他の台なりが必要になるので買わないことにした。でも、魚焼き器の中で使えるスペースパンというのがあって、それを買おうかなとも思っている。アルミ製というのがちょっと気にはなるけど。

ノンフライなんてことを考えるのは、体重がまた少し増えて来たことだ。運動教室に行くようになってから、筋肉を作るにはたんぱく質をということで以前より多く摂るようになったのだが、それが却って体重増に繋がっているらしい上に、食欲の秋が到来したせいだ。何しろ今年はワタシの大好きないちじくが大豊作で、毎日2〜3個食べられるという至極な環境。それでも、股関節のためにもこれ以上は太れないので、一応一日に食べる量を、三食と間食を合わせても1㎏以内にすることにした。これまで、カロリーには注意して来たのだが、以前、競馬に興味を持っていた時に、騎手が体重調整で、ラーメンの入った丼を持ったまま体重計に乗っている写真を見たことから、そうだ、寝て起きて1キロ減るんだから、食べる量を1キロ以内に納めれば太ることはないんではないか…と思って。これってバカですか?

なにせ、運動教室の効果はまだない、ということです。