お金の話

昨日、仕事帰りに久しぶりに元同僚と食事をした。以前、ワタシにしゃっきんを申し込んだ(そして断られた)人だ。今は失業中で、少し体に障害が出て来ていることもあり、今までとは違う分野の職業訓練を受けているという。

その間は失業手当が出るわけだが、働いている時の6割程度だから生活が苦しく、毎日サバ缶を食べているというようなことをラインで送って来ていた。といっても、別にまたお金を借りようというわけではなく、ヒモのような弟のことを嘆く中での話だった。

食事が進んで生活費のことに話が及んだ時、彼女は今、月5万の予算でやっていると言うので衝撃を受けた。その前にケータイ料金のことを話していて6,000〜7,000円かかると言っていたし、職業訓練の仲間と先日一緒に食事をしたとも言っていた。アパートの家賃が2万ぐらい、光熱費が1万ぐらい。残りは1万数千円だが、今日のように食事を人とする時もあるだろうし、交通費だってあるんじゃないの?映画も見たって言っていたじゃない?と訊くと、たまたま今月は2回になったが人と食事をするのは久々だし、職業訓練の場はアパートから近いのでほとんど交通費もかかっていない、映画もずいぶん久しぶりに見たのだという。弟も一応毎月3万円は出すが、結局その中から毎日千円ぐらいずつせびられて、結局はないも同然だという。それなのに、後から来たラインでは「今月は5万貯金できた」と書いてきた。

ワタシも一応家計簿をつけている。レシートを撮影したものをそのまま家計簿に落とし込めるアプリがあるのでそれと、カードでの支払いと、あとは通帳から落ちる生命保険料とで、合わせた生活費(旅行や車検費用等は別)は、月給から月に1〜2万ぐらいしか残らない額だ。今はもう年金の一部が出ているので、貯金もそれなりにできるのだが、年金だけの生活になったら、必要経費は今より2万程度は減るだろうが、それでもとても暮らしてはいけない。勿論、貯金はいくらかはあるものの、これから増々長寿の時代。90過ぎまで生きているようなことになったら、解約しないつもりの生命保険にまで手を伸ばさざるを得ないかもしれない。

去年の家計簿を見直して、確かに今年の出費は昨年より少なくなってはいるのだが、もっともっと見直すべきなのだろう。月5万は無理でも、年金で生活費は全部賄うぐらいのことは考えなくてはいけないのかも。幸い、数年前から始めた投資信託が、アベノミクスのお蔭なのか毎年かなりの黒字なので、生活費の当てにはできないものの、旅行や遊興費はそれを充てるべきなのかもしれない。

そういえば前の職場でも、月末に金がない金がないと言っている人がいたが、それなりの給料もらっているのに不思議だと思ったら、強制的にゴソッと貯金をしているからなのだった。

みんなしっかりしてるなぁ(というか、ワタシがダメなだけなのか…)。