友人の誕生日だったので

プレゼントを送ったら、お礼の電話があった。彼女は高校を出てから上京して以来、ずっと東京に住んで仕事をしている。バードウォッチングが趣味で、鳥や花の絵を描くのが滅法上手い個性的な人だ。最近は私よりむしろ真ん中の姉との付き合いの方が多くて、毎年一緒に国内旅行している。

私はどうも革製品が好きで、皮の小物を見ると色んな人に贈りたくなる。今回は眼鏡入れを買って送った。あと、最近は何か一冊、写真集みたいな本も一緒に送る。彼女は写真を撮るのも好きで、やっぱり花や鳥をよく撮っている。というか、自分で撮った写真を元に絵を描いているのかな。

結婚もせずにもう何十年も印刷会社で働いていて、もう定年も過ぎているらしいけれど、まだその会社で働いている。もし肩たたきにあったら辞めて田舎に戻るというので、楽しみにしている。互いに定年になったら、一緒に釣りに行こうと昔から言っていた。彼女は子供の頃に、よく川釣りをしていたのだ。私は若い頃、長姉の恋人との磯釣りに一度付き合ったことがあっただけだけれど、面白かった。

でも、現実問題としては、うちらの世代だと年金をちゃんと貰えるまでは、60過ぎても働かなくちゃ生活できないよね、などという会話をしていた。キビシイなぁ。こんだけ働いて、まだ働かなきゃなんないのかよぉ…とも思うけれど、仕事がなくなるとすぐ惚けるような気もする。今でも、たまに連休があったりすると、何していいか分からないもんなぁ。