先週、久し振りにカラオケに行った。

ホントにずっとカラオケが嫌いだったんだけれど、十数年前に、今回一緒に行った元同僚に何度も何度も誘われて、仕方なく行ったのが田舎に帰ってから初めてのカラオケだった。東京に居た頃にも当時の同僚達と行ったことはあったけれど、その時は歌わずに人の歌を聴いているだけだった。それくらい嫌だったのだ。なんでお金出してまで歌わなきゃなんない?一人で鼻歌歌ってりゃいいじゃないの、と思っていた。どうしても伴奏が欲しいなら、生演奏に限ると。

でも、今回同行した彼女と最初に行ったとき、十八番だという大黒摩季の『夏は来る』という歌を初めて聴いて転げ回るほど笑った。彼女もいいトシだけど未婚だから、妙に真に迫っていたのだ。そんなこともあって、案外楽しかった。私はその時なにを歌ったんだっけ?石川セリかなんか、古い歌を2〜3曲唄ったような気がする。ほとんどは彼女に歌ってもらっていたが、彼女は歌いたい気持ちがあっても案外メロディを憶えていないので、松田聖子の歌なんかを一緒に歌ったりもした。

その後、何度か、といっても数年に一回というペースだけれど、その彼女限定で一緒にカラオケに行っている。今回はちょうど翔くんの誕生日だったので、嵐の曲を歌ってみた。彼女には嵐ファンであることをまだカミングアウトしていなかったので驚かれたけれど、仕方がない。『Dear My Friend』『Only Love』『Walking In The Rain』『Jam』『どんな言葉で』『Blue』『太陽の世界』『Life Goes On』…まだ何か歌ったかも知れないけど忘れた。彼女の方は今回、TOKIOの曲をたくさん歌っていたけれど、TOKIO好きというより中島みゆきが好きなのかも。そうそう、折角忘年会で憶えたのでGreeeenの「キセキ」も一緒に歌ったな。

普段メロディしか聴いていないので、嵐の歌も歌詞を見ると今更ながら、「え?こんな詞だったの?」と驚くこともしばしばだった。英語の部分、例えば『Walking In The Rain』の松潤のパート「Please understand」や『Jam』のコーラス部分「Jammin’ out」もだけれど(jumpin' out だとばかり)、日本語なのに聞き取れていないところもあったなぁ。例えば、『Only Love』の大野くんの「分かったつもりの恋愛っていうなら…」の「恋愛」というのが今まで「出逢い」か「触れ合い」かと思っていた。

そういえば、先日某動画サイトで偶然、タモリ倶楽部の空耳アワーを見つけて一人で爆笑していたのだが、あまりにも面白いのでアメリカに住んでいる元同僚に教えてあげた。私は空耳通りにしか聞こえないのだけれど、やっぱり彼女は英語なら全部聴き取れるらしい。まぁ、もう何年も向こうにいるから、当然と言えば当然なんだけれど。

私も外国語はともかく、日本語ぐらいちゃんと聞き取れるようにしなきゃだわね。