4月1日の内に

嵐ファンはもうやめた!と言ってみたかった深夜0時前。

いえね、先日姉と一緒にたまたまバラエティ番組に東方神起が出ていたのを見たのですよ。まぁ、これまでにも彼らの歌は聴いたことあったし、そういえば紅白にも出てたではないですか。あまり憶えてないけれども、出た事は憶えている。

で、そのバラエティ番組の中で、促されて少しだけ踊ったりアカペラで歌ったりしたんだけど、やっぱり歌もダンスも上手いのよね(と言っても、ダンスは大野くんほど上手い人はいないように見えたけど)。姉は元々韓流ファンなので感心頻りで、暗に「プロならやっぱりこれくらい歌ったり踊ったりして欲しいわよね、日本のアイドルにも」と言ってるような褒め方。そして私も、以前の自分ならちゃんとこんな風に歌える人達の方を向いている筈だなぁ、なのになぜ嵐ファンなのかなと思ったりしたのですよ。

日本でも純粋な音楽ファンは沢山いるとは思うけれど、全体としてはやはりキャラ重視の傾向が強いのは否めないよね。歴代のジャニーズの人気を見ても、どうみても歌やダンスの実力に比例して人気があるとは言えないし。それに、ジャニーズタレントの場合は、歌やダンスが苦手でも演技や司会で頑張ってる人もいるから、その部分で人気を得てるのかも知れないし。だけど、最終的にはパーソナリティがモノを言ってるんだろうなと思う。この傾向を、だから日本のファンは芸事に甘いと言うこともできるし、それだから本物の芸人が育たないとも言えるのだけれど、一方でそれは仕方のないことなんだろうなとも思うわけです。だってワタシ自身、どんなに歌が上手い人でも、その人となりに興味が持てなかったりどうも好きになれないタイプの人だと、歌自体も聴く気になれなかったりするから。

あの番組で、多分初めて東方の人達が話してるのを見てとても好感が持てたのだけれど、といって、嵐の5人ほどにはやはり感心が持てないわけですよ。正直言って、特に歌の部分では、あまりの実力の違いにちょっと落胆はしましたけどね。少し前に少クラで流れた嵐の生歌には、やはり聴くに堪えないものもあったから。DVDやCDは、相当な編集がしてあるものと思われる。

かといって、嵐ファンをやめることなんて今更できない。やめられるものならやめたいです、本当に。そのジレンマの雄叫び(?)が、4月1日の深夜に発せられたワケです。

ああ…来年のエイプリルフールまで、また長いな。