札幌から戻った。

今回は前乗りの13日午後便で、新千歳空港に着いてからは真っ直ぐ小樽へ。前回は札幌泊まりだったのだけれど、正直、あんまり札幌って観るところないのよね。で、札幌の嵐友さんも小樽だったら一緒に観光に行くと言うので、二人で小樽駅近くの温泉付きのホテルに泊まる事になった。

ホテルには先に嵐友さんの方がチェックインしていて、私が着いたのは19時半近く。お腹ボッコリのワタシと違い、一年振りに会った嵐友さんはスポーツジム通いが功を奏して3キロ減のシャープな顔つきであらせられた。

この日はミュージック・ステーションに嵐が出る日だったので、ご飯も食べずに、あ、でも嵐友さん持参のあんこ系おやつを私だけ食し、まずテレビを観る。嵐友さんは間食されないとのことで、私が土産にした餅系和菓子には手つかず。その違いがハッキリと腹周りに…。まっ、いいか。Mステではマイガールを歌った嵐だったけれど、二人でお喋りしながらだったので、せっかくのコーラスのところがきちんと聴けなかったのを少し後悔。でもまた、どこかで歌うよね。

番組が終わってから遅い夕食をとりに繁華街へと繰り出す。しかし、テレビを観て遅くなったため、嵐友さんが同僚の方に勧められていたお店はすでに閉まっていた。辺りはお鮨屋さんだらけだったが、どの店が良いか分からず、通りがかったこの辺りにお住まいと思われる60〜70歳がらみのお母さんに、どこか良いお鮨屋さんはありませんかと訊くと、知り合いの鮨屋を紹介するからと、わざわざお店まで案内して下さった。着いてみると、庶民的な店構えとひどく庶民的値段、なんてったって特上が1800円でその上の特特上が2000円なのだ!

その辺りにしてはあまりに安い値段に一抹の不安を抱えながらも、折角案内して頂いた手前、その特特上と特上を一人前ずつ頼んでみた。味の方は…まぁ、値段相応と言えば宜しいか。お母さん、ありがとう。お気持ちはとても嬉しかったです。

その後、ほんとは運河まで足を伸ばせば良かったんだけれど、今日はドラマのマイガールも観られると言うじゃありませんか。温泉も入んなきゃいけないしで、結局すぐホテルに戻る。マイガールまで時間があったので、お鮨を少し少なめに食べた嵐友さんはホテルのソバを食べに行き、私は一人で部屋に戻った。

マイガールは初めて観たけれど、初回から観ていないせいか、正直そんなに面白くなかった。あのコハルちゃん?も可愛いことは可愛いけれど、役柄自体出来過ぎっていうか、現実にあんな感じで話すコがいたら、どこか病んでいるんではないかと思う。正宗くんの友人が結婚式で映画の『卒業』(原題はThe Graduateだから「卒業生」の筈だ!と嵐友)バリに結婚式当日に殴り込んで花嫁を奪う(?)のも白けた。まぁ、原作が漫画だからかな。

終わってから温泉に入って、私は湯上がりはアイスキャンデーだけだったけれど、嵐友さんはアイスとビールを…。ホテルのソバは結局ラーメンだったというし、ああ、寝る前にそんなに食べても痩せてるなんてズルい。

ホテルは素泊まりだったので、翌朝はまず運河方面に歩いて行き、どこかそこらで朝食をと思ったけれど、まだ店が開いている時間ではなかった。早めに開いていたGlass Gallery海鳴楼でガラス製品やオルゴールを見ることに。そういえば、そろそろクリスマスだから友達に何か小さいオルゴールでも、とか、姉達にもとか、自分にも記念に何か…などと次々に欲しくなり、かなりの時間を費やしてしまい、嵐友に大迷惑をかけた。すまん。彼女は私が買い物をしている間に、一旦自分の車を取りにホテルに。戻って来てから札幌に行くまでの間に、ベーグルが美味しいと評判の店でブランチを取った。

私を札幌駅前のホテルまで送ってくれてから、夕方5時に札幌ドーム近くのとある店で落ち合う事に。チェックインにはまだ早い時間だったけれど、すぐに部屋に通してくれた。テレビを見てシャワーを浴びて、3時半過ぎに駅近くで早い夕食を取ってからドームに行こうと一旦ホテルを出たのだけれど、ケータイを忘れたことに気づき部屋に戻る。札幌駅に着いた頃は4時近くだったけれど、それでもまだ早いかなと、この期に及んでも嵐人気にタカを括っていたアホな私。取りあえずと思って地下鉄の切符売り場に行くと、すでに長蛇の列でいつ切符が買えるのか分からない状態で突然焦り出す。これでは食事の時間がないかも!

漸く切符を買ってなんとか5時頃に嵐友と落ち合ったけれど、嵐友はコンサートが終わるまで何も食べなくてもいいと仰る!私はとてもそこまで保ちそうもないので、近くのラーメン屋で一人、北海道なのになぜか豚骨ラーメンを食べた。麺はイマイチだけど、味はそこそこ美味しかったし、なにより温かくなって良かった。

小雨振る中、傘を差して長い長い列を作ってノロノロ歩き、会場入りした時はもうコンサート開始時間に達していたけれど、結局15分か20分ぐらい遅れてコンサートは始まった。

それまで色んな方のブログで見ていた通り、最初の曲は「感謝カンゲキ雨嵐」で、全員高く吊るされての登場。ステージからアリーナ上を通って手前まですーっと。翔くんはどんな気持ちだろう、と思いながら見る。私達の席はステージから見ると左手寄りのスタンド席45列目なので、最高に近くに寄って来てくれても、彼らの表情までが見えるような席では毛頭ない。でも、それが却って妙な安心感となって、事前に嵐友さんに買って頂いていたミニ団扇をブンブン振ったり、ほとんどカラオケみたいに一緒にほぼ全曲歌ったりしていた。去年は智くんが近づいて来る度に、ホントにもうドキドキして大きいウチワで顔を隠したりしていたのだけれど。今回は、心置きなく(?)、ただただ楽しむことが出来た。

嵐は次々とシングル曲を歌い上げて行ったが、感動はなぜかニノ・ソロの「言葉より大切なもの」の時に突然込み上げて来た。なんだろ、ニノの歌が上手になったとか、彼がオトナになったとか、そういうことではなく。ん〜、Stand Upを見てたからかなぁ、ニノが好きにならなかったら嵐ファンにもなっていなかったかも知れないからなのかなぁ。とにかく、ちょっと涙が浮かんで来ちゃった。ソロ曲はそれぞれが全員良かったけど、アイバちゃんと松潤が特に良かったかなぁ。好きだった。

智くんは黒いは黒いけれども、テレビで見ているよりやっぱりずっとイケメてた。前髪が少し長くなって、横に流す感じだったからかな。ファンサを沢山貰っていたアリーナ席の方々が羨ましくもあったけれど、もし自分がそこにいたら卒倒していたかも知れない。

とにかく、もの凄く沢山歌って、本編最後に5X10を歌った時には、多分聴き過ぎていたからだろうけれど、思ったほどの感動は得られなかった。嵐も最後の挨拶は5人とも落ち着いていて、涙ぐんだりする場面はなかった。でも、アンコールの時には、気のせいか松潤や翔ちゃんの目が潤んでいたような気がする。松潤は最後の方で声が荒れて、自分でもちょっと苛ついていた。音声が時々途切れたか、イヤモニが聴こえなかったせいもあったのかも。そして、ダブルアンコールの最後に、「マイガール」のテーマを歌った。時計仕掛けの方はまだテレビでもやってないせいか、歌わなかった。それと、Only Loveをやらなかったのが残念だったな。音声が度々途切れたりというアクシデントはあったけれども、ファンがすぐにカバーして、全体的には楽しくてもう大満足だった。

その後、嵐会だったんだけど、それはまた別の日に。