今日、教育テレビで

とある番組を見ていたら、うつ病になっている30代ぐらいの一人暮らしの女性(子供もいるけど別居)の、非常に雑然とした部屋の壁に、嵐のでっかいポスターが貼ってあったり、床に5X10のCDジャケットが見えたりしていた。ああ、このウツの女性の心の支え(もしくは癒し)にも嵐はなってんだなぁ、すごいな嵐!って改めて感心しちゃった。

彼らって仲がいいっていうけど、決して気の合う仲間が集まって、っていうんじゃないと思うのよ。ドSが3人もいて結構キツイことも言い合ってるし。それでも上手くやって行けてるところが素晴らしくて、参考になるっていうか。

うちの職場なんかでも、一人キョーレツな個性の人がいて(もしかしたら、ワタシのこともそう思っている方が読者の中にもいるかも知れないけれど、それはこの際タナに上げといて)、ワレワレは何年もその人に悩まされて来たのよね。ワタシは密かに彼女に「中国共産党」というあだ名をつけているのだけれど、なんていうか極端に「曲げられない女」なのよ。そして、過剰なまでにエネルギッシュ。彼女の言うことはいつも正論ごもっともだから、いつもみんな従わざるを得ない訳なんだけど、心から受け入れているわけではないから、どこかにストレスが溜まってしまう。なんだ、自分達がNO!という勇気がないだけじゃないか、とも言えるのだけれど、何か言ってもフツーの人と反応が違って、いつナニに反応して怒り出すか分からないから、言うに言えないでずっと来ていた。「曲げられない女」なんていうと聞こえはいいけど、ゴリ押しが多いっていうか、自分では裏も表もないストレートな性格と言うけれど、ワタシには総てが計算づくにも見える。だから、何年経っても、他の人とならそれなりに気心が知れて来たと思うけれど、その人にだけは未だに本音では何も話せない。良かれと思って言うことでも、誤解されそうな気がするし、私なんか根がキツイから、本気出すとナニを言い出すか分からんからね(笑)。

それでもみんな、最低でも30代のいいオトナなんだから、たまに誰かが我慢できなくて衝突しても、結局はどちらも退職するわけじゃないから、その後も、少なくとも表面的にはうまくやって行ってるワケで。まぁ、仕事はデキル人だから、そういう所だけ見習えばいいかな、と思いながらやってる。他の人達も、きっとそうなんじゃないかと思う(って、自分の推測だけで「そうに違いない」というのは小沢幹事長みたいで良くないか)。

でも、そんな人間関係の難しさってのはどこの職場でも、あると思うのよね。それを嵐の五人は、きっと暗黙の了解で「本音で行くよ。だけど、キツいことを言っても、上手く切り返してくれよ」とでもいうように、危ういバランスで保っているところがオトナで、参考になるなぁってワタシは思いながら見ている。

一人が好きと言いながら、なんでこんなに人と人との関わりだらけの中で仕事してるのかなぁ、って思う時もあるけれど、人のことを考えながら生きるのっていいなぁ、とも思う時があって、それがあるからやっていけるんだろうなぁ。