今の若い人達は

大変な時代を生きているなぁ、とつくづく思う。就職難しかり、いじめの問題しかり。私の若い頃も、そんな問題がなかったわけではない。ただ、今は程度がヒドイ。

いじめに関しては、今思い出してもあれはイジメだったのか、からかいがちょっとエスカレートしただけのものだったのか、未だに判断がつかない。でも、標的にされた方は勿論辛かっただろう。女子の場合は大抵容姿をからかわれ、男子の場合はちょっと弱々しそうな子がいじられていた。ブスと連呼された女子にはしかし、バイタリティがあった。泣きながらでも男子に歯向かって行ってた。周りの女子も、あんまりひどい時には、ちゃんと加勢していた。加勢していた女子が、逆に苛められたということもなかった。

弱々しいイジラレ男子の場合は、いじる方が手加減していたと思う。それも、もしかしたら愛情の裏返しかと思うような空気もあった。

でも、これはどうみてもイジメだと思うような場面を目撃したら、自分はどうしていただろう。あるいは、自分の娘が目撃者で、先生に告げに行こうかどうか迷っていたら、なんと言ってあげればいいのだろう。女の子だから、苛めている集団に仕返しされないか、真っ先にそれを案じてしまう。きっと親である自分が、娘に危害が及ばないようにしながら、先生もしくは苛めているほうの親御さん、あるいは苛められているほうの親御さんに、注意していてもらうように仕向けるかもなぁ。

私には子供がいないから分からないけど、いつか同僚だった女性が「自分の子供は無条件に可愛いっていうけど、私は娘が小学校の高学年になるまで可愛いって思ったことが全然なかったの。でも、ある時、学校で苛められていると知って、初めて愛おしいと思った」などと言っていたのを思い出す。先生に言うより先に、親御さんに報せたほうがいいのかもなぁ。

苛める方はどうなんだろう。なんらかのストレスが引き金になって、気持ちがエスカレートしているのかも知れない。親から虐待を受けている子もいるのかも知れない。迂闊に親に注意すると、その親からまた虐待を受けたりして逆効果かも知れないな。だったら、やっぱり信頼できる先生に、近寄ってもらうしかないのかな。

いずれにしろ、苛める側にも苛められる側にも、味方だよ助けたいんだよということをちゃんと伝えるようにしないといけないな。そんな先生、いるかな?

私は子供の頃、子供らしい正義感から行動して手酷い目にあったことがあった。生意気な子供、正しさを振りかざす女子は、ある種の人達にとっては鼻持ちならないものなんだよね。だから、見て見ぬ振りをするなと言っても、自分の身だけは守りながら、注意深く行動しなければいけない。

昨夜は、前年度に単位が取れなかった「心理測定法」のレポートを漸く完成させて、ホッとして寝る前にざっとお馴染みのブログを巡ってみた。そこで小さな嵐友がいじめ問題に巻き込まれそうになっているのを知り、とりあえず警戒を促そうと思って書いてみた。どうか安全に、うまく行きますように。