新しい職場に

先週から出勤している。18日の記事で「明日の気分で決めよう」なんて書いてたけど、翌朝の気分などでは決まらず、その日は金沢に行って少し気分転換をして、午後3時頃になってようやく気持ちが固まった。というか、また履歴書書いて別のところに面談に行くのが面倒になったこともあり、こんな自分に来て下さいと言ってもらったのだから、有り難いと思って乗ってしまおうと思ったのだった。

で、早速翌週から勤めが始まったのだけれど、配属された部署(施設)は一緒に働く人が二人だけで、その人達とも入所者の方達ともなんとかやって行けそうだと、意欲満々になり始めた4日目に社長が来た。そして申し訳なさそうに、実は急に寿退社するヒトが出て来たので、来週から別の施設に行って欲しいと言われたのであった。秋からは新しい施設に、という話は聞いていたが、このタイミングでよそに行けとは晴天のヘキレキである。異動が激しいということは入った初日に新しい同僚に聞いたが、早過ぎるっつーの。まだ、4日目ですぜ。「まさか結婚するとは考えもしなかったんだよな。もう50代半ば(女性)だからさぁ」とのこと。「はぁ、いま流行りの熟年結婚ですね」というと、「ハヤってんのか?!」と本気でビックリされたので、「まぁ、芸能界ですけど」と言っておいた。フツーの世界で流行っているかどうかまでは知らないのでね。

いずれにしろ雇われの身の悲しさ、嫌も応もなく行けと言われたところに行くしかない。ま、元々はその二番目の部署に勤めたいと思って応募したワケだしね。

しかし、世間は狭い。特に、この業界は狭いとは以前から思っていたけれど、その最初の施設に勤めて3日目に、以前の職場がある町の自治体のヒトが会議のために来訪。別の市に勤めたのに、まさか早速こんなところで会おうとは。「あらぁ、バレましたか。ここには半年ぐらいしかいないかも知れないんですけどね」とその時は言っていたが、まさか次の日にもう異動の話が出るとはね。

しかし、もっとオドロイタのは新たに配属された部署に、前の職場の併設施設で働いていた、広い意味での同僚が居たことだ。直接一緒に働いたことはないのだけれど、これには互いにビックリした。彼が前の職場を去る際は、なにかゴタゴタがあったような気もするが、私自身は悪い印象を持っていないし、初日に色々仕事の説明をしてくれたのだが、それを聞いただけでも、なかなか頭の良い人という印象だ。自分が分かっていることでも、人に説明するのって結構難しいと思うのよね。同じ部屋で過ごす他の二人もいい感じだし、ワタシさえちゃんとすれば、働き易そうな職場のようだ。

そんなワケで、第三の人生がもう始まっているのだった。ゴールデンウィークなんてものとはまたしても無縁の職場だけれど、土日連休だけは確保できました、ええ。