テレビで競馬の天皇賞を見た

ここ数年、競馬はほとんど見ていなかったのだけれど、先週末のニュースで、初年度の勝ち鞍(勝利数)が武豊を越えた新人が出て来たと聞いてビックリ。たまたま翌日が菊花賞だったので久し振りに見てみたら、もう予想勘はすっかり衰えていた。

今日の天皇賞の出走馬も、そういえば聞いたことのある名前だなという程度にしか分からない。なにしろ最近、ダービーすら見ていないのである。

馬券を買える環境にはないので見るだけだし、久し振りだから騎手も知らない人が多い上に、競馬新聞を買ったわけでもないので予想を立てるのが土台無理なのだけれど、なぁに、昔はパドックでの馬の様子や毛艶を見るだけでなんとなく勝ち馬が分かることもあったのだから、と思って見ていた。けれど、予想はまたもや外れ。やっぱり競馬は甘くない。

秋の天皇賞については、持ち時計2分以内とか、差しでもオッケーとか、若手の騎手でも大丈夫とか、私もそれなりの予想レシピを持っていたのだけれど、まさか牝馬同士のワンツーフィニッシュになるなんてビックリだ。私の知る限り、初めてだと思う。なるほど、この距離までなら牝馬でも充分にイケルのだったなぁ。残念。

オッズを見ていて、いつも不思議だなぁと思うことがある。普通、競馬好きの人は、これまでの成績とか(グレードも含め)脚質や展開とか、血統とか馬場との相性とか、時計(スピード)とか前走の様子などを検証しながら予想するわけだけれど、そういったデータから考えると、なぜこの馬が一番人気に?と思う馬が、やっぱり勝ったり連に絡んだり(2着)するのだなぁ。馬券を買う人達全体の眼力というか予感というのはオソロシイものだ。あるいは有力な情報を持った一握りの人達が大口で買っているという可能性もあるけれど、そうは言っても相手は馬だからね、調子良さそうに見えても、そうそう勝てるわけでもないと思うのだけれど。

それにしても、ユタカはやっぱりすごいな。この人を見る度に、やっぱり頭が良くないと一流にはなれないよねぇ、と思うのだけれど、それ以上に、細心の努力を重ねた上に邪心のない心の持ち主に神様は味方するのだなぁ…といつも思う。ホントに素敵な人だよねぇ。

馬券を買わなくても、やっぱり競馬は面白い。マラソンとか見るのが好きな人は、きっとハマるんじゃないかな。