ハヤシライスの思い出

今日は久し振りにハヤシライスを作ってみた。26日はクリームシチューで今日はハヤシライス…。なぜこんな洋風煮込みものばかり作っているのか、家人はそのワケを知らない。ま、煮込みといっても市販のルーなんだけどね。ふ〜ン、ハヤシライスのハヤシはハッシュドビーフのことなのかぁ?

そういえば16〜17年ぐらい前だろうか、東京に住んでいた頃、確か鎌倉に住んでいた当時の同僚と電車が一緒になり、新宿に行くんだけどなんなら一緒に行きますか、というのでご一緒することになった。彼はひと回りぐらい年下の大変ユニークな人で、風貌がひょっこりひょうたん島の”博士”にそっくりなので密かに”博士”と呼んでいたのだが、Macintosh を使っている人なら、一度は彼の命名したツールを使ったことがある筈である。

確か、西口のいくつかの店(多分、ビックカメラとかスキー用品店だったと思う)を廻った後、彼のお勧めの店でハヤシライスを食べた。それまで、家でも外でも食べた事がほとんどなかったので、どういうのがホントに美味しいハヤシライスなのかよく分からなかったのだが、昔ながらの作り方の老舗なのだと言われ、そういえば美味いような、懐かしいような気がするけれど……?といった程度の印象だった。

しかし今日みたいに市販のルーで作ってみると、当然のことながらやっぱりホントのハヤシライスはこんなもんじゃないなという気がしてくる。これではまるで、辛さの抜けたカレーライスではないか。ハヤシライスはやはり、もうちっと風情のあるものなのだ。アリアケのハヤシライスみたいに、街の料理人が研究し尽くしたものをもう一度食べてみたいものである。

26日のクリームシチューは、実は偶然だった。残念ながら私は、大野くんの誕生日だからってケーキでお祝いしようなんて洒落たことは全然思いつかないタイプなのである。去年は他の方のブログで皆さんが色々な形でお祝いをされているのを見て、私もやれば良かったなと思ったのだけれど、やっぱり今年もしなかった。ましてや、彼がクリームシチュー好きなどということも全然忘れていたのであるが、ワタシの愛のなんちゃってシックスセンスが自動的にクリームシチューを作らせたのであった。

昔はクリームシチューもちゃんと小麦粉とバターを牛乳で伸ばしたホワイトルーで作ってたなぁ。あの粉っぽさも、今思えば懐かしい。今後はまた市販のルーをやめて、昔ながらの作り方にしようかな。その方が安上がりだし。

料理はやっぱり、ひと手間かけた方が美味しいわなぁ。