『ジェーン・オースティンの読書会』

を見始めたら、なんだか、昔参加したようなスタイルの読書会が急に恋しくなって来て、DVDの方は中断してネットで探してみた。初めに「○○県 読書会」で検索すると何件かあったんだけど、子供向けだったり図書館がらみで、なんだかつまらなそう。というか、子供向けじゃ参加資格がないではないか。で、次に「大人の読書会」とか「読書グループ」とか「ネット読書会」なんてのも検索してみたんだけど、どれもイマイチなんだわねえ。

昔、参加した読書会は、当時のオットと彼の大学の同級生や、先輩で卒業後に出版社に勤めていた方とそのフィアンセ、といったメンバーだったと思う。読書会とはいうものの飲み会も兼ねており(っていうか、そちらがメインだったのかも)、ツマミとなるのは各自に負担にならないような短編小説で、月イチか隔月ぐらいにやっていたのではないか。私が参加した時は、村上春樹の『土の中の彼女の小さな犬(「中国行きのスロウ・ボート」収録)』だった。まぁ、サロン的というか金妻的というかノンシャランなものだったけれど、妙に懐かしい。

離婚を決める時、一つだけ未練があったのは「二人でお茶」の時間がなくなること、だったけれど、あんな読書会が出来ないってことも、今更ながら惜しまれるなあ。別れると、その人だけでなく、その人を取り巻く人達全てとも別れることになるわけだから、仕方がないんだけど。

やっぱり別れない方がいいですよ、奥さん。