職場の送別会で「スマイル」は

見られなかったんだけど、大きな展開があったようだな。その前の週は頭から最後まで見て、初めて小栗旬ってやっぱりいい役者さんなんだな、と思った。これまでニノの Stand Up! でしか見たことなくて、それも、そういえば出てたよね…ぐらいの印象しかなくて(ということは、良い脇役だったって証拠なのかも知れないけど)。情熱大陸でチラッと舞台『カリギュラ』を見た時も、科白をガナっているだけでどこがいいんだかちっとも分からなかったけど、「スマイル」を見ると、やっぱり役者一本でやってる人は違うなと思った。松潤も健闘してるんだけどさ。

送別会は、少し広い意味での同僚が辞めるからだったんだけれど、最後の方で例によってハナムケの言葉を順繰りに手向けていくのを聞いていると、なんだか思い遣りのある人達ばかりなんだなと思えて、久し振りに優しい気持ちになったな。

家に帰って来てテレビを点けたら「僕らの音楽」に薬師丸ひろ子ちゃんと平井堅が出てて、平井堅が私の好きなWの悲劇のテーマ曲 Woman を歌っていた。彼も絶賛していたけど、ユーミンのこの曲はいつも、良く出来てるなぁと思いながら口ずさんでしまう。
平井堅美空ひばりがduetしていたのを聞いて、美空ひばりは英語が出来ないって聞いてたけど、晩年は耳コピだけじゃなくてちゃんと勉強したんだろうなという発音の正確さだったので、改めて感服した。歌そのものの上手さは勿論だけれども。

北朝鮮の核実験もあったな。あの国には色々アタマに来ることばかりなのは確かなんだけど、相手の立場になって色々対処していかないと、絶対に危険だと思う。それこそ太平洋戦争前の日本みたいなヤケクソな気持ちになって、いつ戦争を始めてしまうか分からない怖さがある。ってか、もう臨戦態勢に入ってしまっているんじゃないかとすら思う。経済的な交流があまりない日本はテンから相手にされていないらしいから、アメリカがあまり強硬なことを言うと、被害妄想が拡大して今にもズドンと、アメリカの「子分」でありどーでもいい国であるワレワレに向けてミサイルを撃ち込まれそうだ。正直、いくらオバマ大統領が核軍縮の決意をしたって(あの演説自体には感動したけれど)、他の国が聞き入れてくれるとは到底思えないし。

ああ、やっぱり人間って、いつまで経っても戦争を繰り返すんだな。自分が生きている間にこんな心配をするなんて、思いもしなかった。厳密に言えば、アメリカが戦争する度に経済的な後ろ盾になってたんだから、ずっと巻き込まれてるっちゃあ巻き込まれては来たんだけど。そのツケが廻って来たのかな。そうでも思わないと、やってらんない。