こんな時にマイケルが死んじゃうから

追悼番組見たり、漸く我が家にもブルーレイディスク/DVDレコーダーが入ったので、大型画面で2003だの2004コンの智くんダンス中心に見たり、あ、そうそうこうしちゃいられない早く国立行きの飛行機予約しておこうなんてイソイソしていたら、「スマイル」最終回見逃した。ふんっとにバカ!

しかしなぁ、DVDレコーダーが入ったら長姉にも智くんのダンス見せてぶっ飛ばしてやる!と思っていたんだけど、マイケルの昔のダンスを一緒に見た後ではサスガに影がカスむわなぁと思い、また次の機会を窺うことにした。

マイケルは1992年に東京ドームで見たんだけれども、途中まで「これはマイケル本人ではなく、そっくりさんロボットに違いない!」と思うほど、なんかニンゲンっていう感じがしなかったのよねぇ。パッと動きをキメたら微動だにしないしさ。She's out of my life あたりの歌で漸く、あ、やっぱりマイケルだと思ったくらい。彼らしい繊細さ、あのシャイなteenage の頃の感じが残ってて。どんなに整形して姿形が変わっても、私は彼が児童虐待したとか、自分の子供をホテルの窓から落とそうとしたとか、全く思っていない。例え、アホファンと言われようとも。

それにしても「スリラー」は1億500万枚?500万枚がヤケに小さな数字に見える。そんなに売れちゃあ、金銭感覚がおかしくならない方が無理だわ。子供の頃から、あの世界しか知らないんだし。ベツに彼の人生を全部肯定しようとは思わないけど、色んなところが狂ってたにしても、情状酌量の余地はあり過ぎるほどあるな。人並み外れた才能を与えられた人の、宿命みたいなものなのかしら。天国に行って幸せになって欲しいと、心から思う。

キヨシローが死んだ時にも思ったけれど、亡くなって改めてその存在の大きさを思い知らされるわけだよね、世間や同業者が。死を以て「喝」を入れているみたいで、そういう意味では自分のスタイルや芸を極めている人は、どんな死に方をしようが報われるね。