怪物くんの視聴率が

割と良かったので一安心です。というのはまだ早いでしょうか。勝負は二回目以降ですよね。でも、始まる前からコケるなどと言っていたらしい新潮に一矢報いたような気がして、小気味良いのです。なんといってもお付きのお三方がほんわか良いムードを醸していました。今まではそれほど好きでもない方々だったのですが、怪物くんを見てお三方ともなんだか好きになってしまいました。なんて愛すべき人達なのでしょう。

今朝はいつものように職場に向かう車の中で森本毅郎のラジオ番組「日本全国8時です」を聴いていたのですが、ゲストが荒俣洋治さんで、テーマは「良い文章の書き方」でした。そして、谷崎潤一郎の『文章讀本』や高橋源一郎の『13日間で「名文」を書けるようになる方法』などを紹介しておいででした。谷崎からは、「言葉の品格で大切なのは、饒舌を慎むこと、言葉使いを粗略にせぬこと、敬語や尊称を疎かにせぬこと」を引用されていて、これまでの我が文の乱暴であまりにも品格がなく、饒舌であることに恥じ入りました。そして、今日からは決してそのようなことにならないようにと心を入れ替えたところでございます。

(何時まで続きますことやら)

ちなみに、谷崎潤一郎はもっとも好きな日本文學者の一人です。『春琴抄』の音楽のようなリズムのヒミツも、「文章讀本」には載っているようです。高橋源一郎の『さようなら、ギャングたち』を読んだ時も、この方は天才なのでは…と思ったものでした。