肖像権で争いやがれ

明日、いや、もう今日の午後か、いよいよ札幌に行く。コンサートは日曜なのだが、心置きなく楽しめるよう、胸につかえているものを吐き出してから旅立つことにしようっと。

今回のスキャンダルの件、最初はまったくスルーしようかな、と思っていた。昔のことだし、写真も記事も一昨年の夏のショックに較べればまだ軽い方だし、当の本人は亡くなっているし。前回ですら裁判沙汰にならなかったどころか、なんの反応もなくコトを済ませた事務所なのだから、今回は尚更なにもしないんだろう。

記事がどこまで真実でどこからがデタラメかは、読む人それぞれの人生経験に照らし合わせた解釈をするのだろうが、真相なんて所詮本人たちにしか分からないのだし、何しろ下らない記事なのだから放っておけばいいと思う。でも写真は、いくら細工が施されたものだとしても、一度目にすると焼き付いてしまうものなので、そちらの方がずっとモンダイだ。

あの事務所は肖像権というものに異常なまでにウルサイくせに、こういう記事の時になぜ黙ってるんだろう。それが不思議でならない。だってAmazonでドル誌を買おうと思うと、その表紙の写真でさえシルエットだけという厳しさなんだよ。なのになんで、ここぞという時に争わない?記事の中身うんぬんじゃなくて、肖像権だけで争えば済むのだ。肖像権って、利益独占のためだけじゃなくて、プライバシー保護のためでもあるんでしょ?

このまま放っておけば、多分またこの波は何度も起きるに違いないのだ。ここは是非訴えて、あの記事で得た利益を奪還して欲しい(ちなみに、私は買ってはいません)。