原発のこと

今日は日本に原発がいつ頃、どういう経過で来たのか調べていた。ベツに今更、誰か一人を犯人に仕立て上げて責任取ってもらおうなどとは思っていないが(故人もいるし)、やっぱり中曽根康弘が絡んでいたのかとか、正力松太郎が日本の「原発の父」だったとか、初めて知ったことが多かった。まぁ、wikiに書かれていることが100%真実とは限らないけど。

いずれにしろ今朝、長姉が、どういう話の流れからだったか「うちは読売新聞だけど、もう止めようか。読売の記事はけっこう右寄りだよね」と言い出し、ナベツネなんて高圧的でロクな者じゃないだのという話をしていたばかりだった。まぁ、そんなことは今更言うまでもないことなんだけど。私は読売が右寄りというより、なんかナマヌルイ感じの記事が多くて嫌なんだけど、かと言って毎朝、右でも左でも極端に寄っている新聞を読む気もしない。生前、母が熱心な巨人ファンだったので子供の頃からずっと読売と、季節によっては報知新聞まで購読していたから、慣れというのもあるし。しかし、そんな話をしていた矢先に、原発のことで正力松太郎の名前が挙がってこようとは。そこからまた、ナベツネの生涯まで見てみたりして、興味深かった。

ともあれ、原発。どうなるんだろう?1〜4号機までは廃炉がもう決まっているような見方が趨勢のようだけれど、廃炉にしろこの先何ヶ月、いや何年も何十年も?冷却して行かなければならないらしい。使わないものに、ず〜っと税金が使われるんですぜ?理不尽だよねぇ。

キッカケは天災だけれど、導入を決めたのはニンゲンだから、人災でもある。wikiにあるようにメディアによる原発歓迎の方向への世論操作があったとしても、「平和利用」だったとしても、広島・長崎への原爆投下で終戦後、数年しか経ていない段階で原子力を持ち込もうという感覚が理解できない。増して、普段から地震の多い、こんな小さな島国で。

じゃアンタ、原子力発電のお世話になってないのか?と言われれば、それはイヤでもお世話になっているワケで。でも、今回の節電のお陰で多くの人が、「あれっ、これくらいの電気使用でも結構やっていけるじゃん?」と思ったりもしたんじゃないかしら。今だけでなく継続的に節電して、少しでも原発に頼らなくて済むようにしていかなきゃね。そして、現在休止している原発を再開させないこと、なのかな。