年齢差

松ケンと小雪結婚のニュースのあと、「年下の男の子」を歌っていた元キャンディーズのスーちゃん(という言い方をご本人は好まなかったらしいが)の訃報なんて、不思議な連鎖だな。

若い男性が年上の女性に憧れたり、付き合ったりするのはよくあることだけど、果たして自分がその女性の立場だったら、八歳下からのプロポーズは受けなかったんじゃないかなぁ、と思う。なんか申し訳ないと言うか、結婚生活を持続させる自信はなかっただろうと思う。実際、自分のオットも結構年下だったんだけれども、その年齢差でギリだと思った。彼と別れてからも、もっと年下と付き合ったり好きになったりしたこともあったけど、結婚などとても考えられなかった。

まぁ、そうは言ってもそれは個々人のモンダイであり、だからきっと彼らの結婚は上手く行かないよ、というイミでは勿論ない(星占い的には、相性悪いけど)。ただ自分の場合は、彼の大学の友人などと会うと、はぁ〜私はこんなに若い世代の人と付き合ってんだなぁ…と改めて思うことがよくあった。彼と二人だけの時には感じないのだけど。

そのオットと別れて、少し久し振りに会った時に、それまで感じたことのなかった年齢差というものをはっきり感じてドキッとした。彼はずいぶん背伸びしてくれてたんだなぁと思って、少し可哀想になった。熱が冷め、あるいは愛という妄想が醒めてみると、途端に動かし難い現実を突きつけられるのであった。

それでも大胆に告白してみれば、私が最後に恋した男性は、確かさとし君と同じくらいの年なのだった。ふひ。しかも、つい4〜5年程前のことである。

その時に、なぜこの人が好きになったんだろうと思ったんだけど、とにかく話し易かった。自然に何でも話せることが「恋」の唯一の条件なんだな、と思った。それまでは、自分は才能のある人が好きだとか、なにかしら別の条件があるような気がしていたけど、そういうものではなかったのだ。ベツに自分は特に「若い男好き」だとは思わない。ただ、相手が若いと最初っから構えずに済むというか、鎧をつけずに話せる。親子ほど年が離れていながら、その彼はタメ口で話してくれた。あれが敬語だったら、そうは行かなかっただろうと思う。

そう考えると、もし嵐が身近にいたとしたら、敬語でなく何でも話せそうっな人って、ニノしかいない。彼自身は、自分より若い人としか恋愛しなさそうだけど、彼が「人たらし」と言われたり、モテると言われる所以は、やっぱりそこにあるんだろうなぁ。