伊藤若冲ミラクルワールド

大野くんだけ目当てで見た人は、案外出番が少ないなってガッカリしたかも知れないけど、若冲の凄さを存分に見せつける貴重な番組だった。なぜ動植綵絵宮内庁にあるかの理由も分かったけど、なんだか明治天皇に興味が出て来ちゃったなぁ、そんなに若冲の絵を愛でていたなんて。

絵の上手な人って、本当に細かいところまで描くんだよねぇ。中学の頃に仲の良かった男子で一人、とても絵の上手なのがいたけど、バンド結成しようということになって何人かでその子の家に行った時に、部屋の戸口の上に飾ってあった花火大会(だったと思うけど)の絵が、実に詳細だった。何百人といる見物人一人一人の表情が違っていて、すんごいなぁと感嘆したものだった。その時一緒に行った、小学校からの友達で今も時折交流のある人も趣味で鳥や花などの絵を描くんだけど、彼女の絵もすごく細やかだ。

神は細部に宿るっていうのは、本当だなと思う。若冲の影響を受けて、さとし君の絵もこれから更に細密になっていくのだろうか。それも楽しみだけど、歌やダンスでも、また細部にこだわってみて欲しいな。