若冲のニワトリ観察眼についての話も面白かったけど、大野くんと茂木さんの対談が良かったなぁ。茂木さんは大野くんの絵だけでなくダンスもちゃんと見ているようで、勿論若冲の絵になぞらえてなんだけど、「大野くんのダンスを見てすごく感動するのは、そこに込めてる努力っていうかエネルギーの量が伝わってくるからだ」ということを言っていたけど、本当にそうなんだよね。勿論、見ているのは動きやダンスそのものなんだけど、あのふわっふわな無重力状態に行き着くまで、どんだけこの人は練習したんだろうなといつも思う。才能才能っていうけど、そんなんじゃない。「才能」に見せかけられるまで練習したってことだよね。ジャニーさんも、客も入らないのに一日５回のステージをやらせるのは、そのためだったんだろうなぁ。
でも、あれだけ細かいと思ってたさとし君の絵にも、本人に言わせるといい加減な部分があるらしい。若冲の絵にはそれが全くないんだって。
キーワードは、対象に対する愛情？とことんやるということ。求め続けるってこと、なのかな。
