カダフィが死んだ

という話題が職場で持ち上がっていたが、同僚のママさん嵐友が「カダフィさんが…」「カダフィさんが」というので、なんでカダフィなんかに「さん」を付ける?と思ったら、「何年か前にアイバちゃんが(カダフィに)インタビューをしたことがあったけど、その時は悪い感じではなかったのよねぇ」と言っていた。本当?なんの番組だったんだろう。

自分が見たのは昨夜の第一報の写真で、撃たれて血まみれみたいだったのだが、どんな悪い奴でもあんな状態で死ぬ姿を見るのは良い気分ではない。それが一度会ってそう悪い印象を持っていなかったとしたら、フクザツな心境というか、少なからず悲しいよねぇ…。

それにしても、世界中になんて独裁政治の国が多いことだろう。そして、こんな形で次々とそんな国の独裁者達が倒れていくのかしら。

「革命」という言葉は、ワタシが若い時には血湧き肉踊る言葉だったけれど、それは決してこの国では起こり得ないことが心のどこかで分かっていたからだったのかも知れない。だってあの頃ですらこの国は、実は革命なんて起こさなくても良いほど物わかりの良いヘイワな国だったと思う。だからこそ、「革命」は学生の空想的な理論の中だけにしかなく、現実で起こる筈もなかった。

今、実際にアフリカや中東で起きている「革命」は、起きるべきして起きた、必ずいつかは起きなければならなかった現実のものだ。とはいえ、アフリカや中東はあまりに遠いので一日も早く人びとが自由を獲得するのを祈りながらも、なんだか呆気に取られて見ている。そして、この流れがロシアや中国、そして北朝鮮へと、一日も早く波及することを祈るばかりだ。

さて、それはそれとして昨日のマネキン(びば!ヘイワな国)の話題では、びりっけつ潤担のママさん嵐友と、4位さとし担のワタシが苦笑い。絵を描いたりする人は一般に服装もお洒落だと思うのだが(例え、シンプルなTシャツ一枚でも)、さとしくんってお洒落に全く興味がなさそう。単に高ければいいという最高にアタマの悪い発想に呆れる姉に、一言もなかったワタシの気持ちも察してくれ。それでも、どうせならビリになってトレーラーで廻ってくれ、などとも一瞬思ったりした自分が哀れである。

それにしても、マネキンで2時間ってさすがにもういいや。いでよ!新しい企画。