盛岡から仙台まで

高速バスでの2時間半ぐらいの間は、だいぶ前に買ったまま読んでいなかったジョブズの追悼記事が載ったニューズウィーク(日本版)とMac Fanを読んでいた。Mac 関係の雑誌って昔は良く見てたけど、本当に久し振りに買ったな。ジョブズは晩年、とても痩せたけどすごく良い顔になって死んだなと思う。

仙台からは新幹線や特急を乗り継いで帰るのだが、二時間ほど仙台駅近辺で過ごすことにした。ずんだ餅屋さんでお茶してから、駅の向かいのビルのブックオフに行ってみた。

服はともかく、黒の皮のバッグで一目惚れしたのがあった。コーチで7千円台だから激安と言える。時計売り場ではロンジンの女物で一つ気に入ったのがあった。1万7000円台で、これもロンジンにしては安い。ロンジンに拘りがあるのは、昔、父にもらったロンジンを失くしてしまったことがあるからだ。正直、買おうか買うまいかだいぶ心が揺れたが、やめておいた。時計は今や必需品でもないし、第一、代わりのロンジンを買ったからって失くした罪滅ぼしになるわけでもない。今は自分の贅沢は少し諦めて、やっぱりボランティア資金を貯めようと、殊勝なことを考えた。

16時台の新幹線に乗る時に、キオスクでサンデー毎日を買った。前日にどこかのサービスエリアで見た週刊朝日の表紙がおおちゃんだったので驚いたのだが、まさかサンデー毎日の表紙までとは。

翌日、盛岡で買った銘菓のお土産を職場に持って行ったのだが、ここ数回はいつもボランティア帰りなので同僚の反応が面白い。一回目の時は、「それはそれはタイヘンだったよね、私たちの代わりに行ってくれてありがとね」とでもいうような反応だったけど、四回目ともなると「へ?また行ったの。アンタも好きねぇ」といった感じもある。最近入った事務の人などは、「何回かやると何かもらえるんですか?」というキテレツなことを言っていた。

まぁいい。それぞれがそれぞれの人なりに何か協力してるんだろうし、自分の生活が大事なことはワタシも同じだ。「できる範囲で」という尺度も人によってまちまちで、私は自分も痛みを伴ってこそと思うけど、無理をせずに余裕があれば、という考えの人も多いだろう。要するに、彼らのことを忘れなければいいのだ。

そういえばもう今日は23日で、NHKの「明日に架ける旅」の日。姉達が翔ちゃんがこっちに来たらしいという話をして、あらぁ会いたかったぁと言っていたのが意外だった。私も今回だけは、翔くんの旅が一番楽しみだな。