にののドッキリを

ちょっと違和感持ちながらもへらへら笑いながら見たのだけれど、翌日の早朝4時前にふと目が覚めて、にのが「怖かった」と言っていたのがどういうニュアンスだったのか急に気になって、録画を見直してみた。早朝にじゃないよ、ちゃんと日中にです。

そしたら、特に問題ないようだったんだけどさ、やっぱりこういう性的な嗜好に関するドッキリって、やめた方がいいんじゃないかなぁ。あれ見て、おねえ関係の方はどう思うのかって考えると、結構キケンな感じもするのよね。私は、にのって優しいんだなぁと思ったけどさ、あら案外この子って抵抗なさそうね、って誤解したおねえもいたんじゃないかな。

徳馬さんて、昔歌の仕事をしてた時に一度どこかの小さなバーで、その日共演していたベテランのベース奏者と友達とかで客として来たことがあった。ベースさんによれば、彼はやたら女性にモテルという話だったけど、なるほどねぇという男臭さのある人だった。だから彼がおねえだなんて、ニノはどこかで信じていなかったからこそ、息を吹きかけられたり吹きかけ返したり(!)したんだと思う。徳馬さんがいくら上手に演じていても、もし本当にその人がホモだと感じていたら、少なくとも吹きかけ返さないだろうという気がするのよね。

それにしても、テレビに映らなくなった(と思わせられている)途端の徳馬さんに対する気遣いとか、彼の無茶な要求に困ったなぁと思いながらも嫌な思いをさせずに受け入れて行く、あの、なんというか自己犠牲の精神?忍耐強さ?魑魅魍魎の跋扈する芸能界で、彼はこうやっていくつも危うい場面を乗り越えて来たのだろうなと思うと、なんだか愛おしくて仕方なかった。

そういう意味では、確かに「人間性」が垣間見えたけどね。彼らにあんまり怖い思いをさせないでくれたまえよ。