鍵の最終回

を見ていたら、10時に姉がNHKを見たいと言い出したので、どうぞどうぞと譲った。私も見たい番組だったこともあるが、最終話を一度に見るのも惜しいような気がしたのだ。結果的には、NHKが終わった後で録画を最後まで見たんだけど。

結末が小気味良かった。予告編を見て、もし榎本が「いいヒト」としてたまき君に「あなたとは違います」と言ったりしたら、ちょっと鼻持ちならないかなと思っていたから。あれだけ鍵に執着する男に、デキゴコロもしくは周到な計画がなくてどうする。

演技について、さとし君は色々難点があるとは思うのだけれど、涙のコントロールについては天下一品だな。まおうの最終回の時の滂沱と落ちる涙のタイミングがスゴかったけれども、今回もたまき君と対峙した最後のショットで少しだけ涙ぐんで見え、その「少し」具合が絶妙だった。勿論カメラーワークも良かったからなんだけど。

もしまたこのメンバーで映画化されるなら、演技や科白に妥協を許さない監督でやって下さい。おすまし顔の演技や上っ滑りの科白はもうごめんだぜ。あと、少しテレビとは違ったキャラでもいいかな。