VSスペシャルでの

かくれんぼで、リーダーのことなら全て分かってる的な態度のニノ。結果は散々だったけど、妙な自信が可笑しかった。私の、一回は必ず紫を選ぶだろうなという予想は当たっていたな。色彩心理学じゃないけど、リーダーにとって赤とグリーン、言い換えればしょうさんとあいば氏は特に気に掛ける必要のない人達であり、黄色と紫の人は、善かれ悪しかれ気に掛かるんだろうと思った。

前回のスペシャルでのババ抜きは見ていないような気がするんだけど、フィレンツェで面白い絵のトランプを買った時、なんとなく彼らのババ抜きのことが頭にあって、これからは暇な時に姉たちとトランプもいいかなと思った。フィレンツェでトランプを買おうなんて夢にも思わなかったけれど、図柄を見たらどうしても欲しくなってしまったのだ。

イタリアに行くまでは、フィレンツェが一番行きたい場所だった。革職人の通りがあると聞いていたから。私は革製品、特に靴には目がないのだ。とは言え、東京から田舎に戻って来てからは、年の半分以上は雨か雪なので、革靴もあまり履かなくなってはいるけれど。

添乗員に案内された大型店はあまり気に入ったものがなくて、一人で他の革細工の店も探ってみた。途中、あらしカラーで好きなタイプの柔らかいショルダーバッグ
があって、値段も手頃だし(200ユーロ前後)買おうかなとも思ったけど、金具が安っぽかったのでやめておいた。それに、欲しかったのはバッグじゃなくて、靴だったし。でも、これといった靴は見当たらなかった。

話が前後したが、午前中は普通なら予約してないとなかなか入れないというウフィッツィ美術館が偶然空いていて、すぐ入れた。ここではボッティチェリラファエロダ・ヴィンチなどの有名な絵や調度品が沢山展示されていたのだが、美術的な教養のないワタシには、どの絵が有名だとか、より素晴らしいとかは分からず、どれを見てもホェーーッ!素晴しいっ!!と思うばかりであった。

しかし、後で考えると、ここで見た絵画などはホンの序の口なのであった。

昼食は、ショーケースに並べられた料理をプレート毎に注文するタイプの店で食べた。豆や野菜が入ったリゾットらしきものやサラダ、パンなどを選んだのだが、あまり美味しくなかった。普段、あまり脂っこいものを摂らない自分には、リゾットですら、どうしても油が多過ぎるようだ。イケメンの若い店員がトレイに並べてくれるのだが、サラダにも、これでもかというほどオリーブ油をかけて寄越すのだもんなぁ。