マネキン

さとしが出ていても、まったく、なんにも面白くなかった。そもそも、やってる本人達が面白くなさそうだった。見てる方が面白いワケがない。マネキンはもう特番だけ、5人揃う時だけでいいんじゃない?でなければ、せめて対抗馬にもうちょっと興味深い人達を、例えばぶい先輩とかジャンプとか、綾野剛とかを配して欲しい。

今日は休みなので、夕べは久し振りにゆったりした気持ちで2003年のライブ盤(はう’ず)を見ていた。やっぱりいいなぁ、踊りっぱで。当時はまだアリーナ規模だけど、あらしとファン双方の楽しさ具合は何も変わっていないんじゃないの?今の方がシアワセだなんて思えない。

そして、だいぶ長い間見逃していたのだけれど、この時のソロのあいば氏の歌はいいね!歌がうまいワケではないけど彼に合った歌詞や雰囲気だし、歌に合わせて出るあいばちゃんが撮った写真がすごくイイんだよなぁ。なんで気づかなかったんだろう…って、さとしばっか見てたからだよなぁ。いかんね。

今日は一番上の姉が入っている合唱団のコンサートだったので、真ん中の姉と一緒に見に行った。合唱は決して褒められたものじゃないんだけど、日本の古い童謡とか、外国の有名な曲「野薔薇」とか、やっぱり歴史に残ってる曲の美しさって半端ないから、メロディ聴いてるだけで泣けて来た。そこには、「なんでこんな美しい世界があるのに、戦争したり虐殺される人達がいるの?」という感情が手伝っていた。去年も大震災の数ヶ月後のコンサートに行った時、大変な目に遭っている人達がいるのに自分たちだけ楽しんでいていいのか…みたいな後ろめたい気持ちがあったけど、今回もそうだった。そういえば、あらしのコンサートに行ったあらし友も、心からは楽しめなかったと言ってたなぁ。天災はともかく、いつになったら心置きなく音楽が楽しめる時代が来るのだろう?永遠に来ないんだよな、きっと…。

合唱の合間に、ピアノ伴奏してた人のソロ演奏もあって、正直このお方、他の曲聴くと大したピアノじゃないと思うんだけど、ドビッシーの「月の光」だけ、びっくりするくらい素晴しかった。元々ドビッシーは好きなんだけど、「月の光」があんな綺麗な多次元の曲だったなんて。感動した。

やっぱりたまに出掛けてみると、思わぬ拾い物があるものだな。