今回の旅の最大の失敗は

写真とケータイだった。このブログをご覧になっている方で、ご自分のことをモノグサだと思っているアナタ。ご安心あれ。アナタの下には必ずワタシがおりますのだ。

デジカメというものにはなかなか食指が動かなかったのだが、2〜3年ほど前にサスガに、やっぱりデジカメぐらいなくっちゃね、と思ってネット販売で買った。のだが…届いた頃には興味がなくなってしまい、荷解きもしないまま放っておいたのである、この2〜3年の間。今回海外に出掛けることになって、そうだデジカメが買ってあったんだったと思い出して漸く荷解きをし、付属のバッテリを充電してみたが、何度やっても「電池残量がありません」と出て来る。もう一個おまけについている方を充電しても同じだった。しかし、もう電気屋に行くヒマはない。結局、空港で36枚撮りの使い捨てカメラを買った。

ケータイの方は事前にお店に行って、海外からの掛け方は聞いておいた。私のケータイは比較的新しいので、掛ける時に「国際発信」さえ選べばそのまま使えるということだった。しかし、問題は充電の方である。変圧器というものが必要だとは知っていたが、やはり電気屋に行く時間がない。これも空港でなんとかなるんではないかと思い、本体だけ持って出た。

空港には海外用の変換プラグは売っていたが、変圧器の方がなかった。ただ、乾電池で充電できるタイプのものが売っていたので、これを買ってみた。

カメラの36枚撮りは多過ぎるかなと思っていたのだが、なんのことはない、大連に着く前の飛行機の中から、あっと言う間にあちこちバシャバシャ撮ってしまい、初日の途中でもう撮れなくなった。仕方なく、ケータイのカメラとビデオで撮っていると、これもあっと言う間に電池がなくなった。

二日目にホテルを発つ直前、フロント係に、この辺りで電池が買える所はないかと訊くと、斜向いの小さな店に売っているという。だが、ホテル前の車道は朝から車がビュンビュン走っている上に、近くに横断歩道がなく(あっても大して変わりないが)、危険だから買って来てくれると言う。ガイドもそうしてもらうように勧めるので、お言葉に甘えて買って来てもらった。チップをと思ったが、No Problem と言って、受け取らなかった。

しかし、この電池もすぐに無くなり、瀋陽故宮の露天商でまた4本買い足した。なんだか知らないけれど、すぐに尽きてしまうのである。

初日の飛行機に乗る前に一度職場に電話していたが、二日目の夕方にも何かあるといけないからとケータイで電話してみた。確かに発信されているような絵が流れるのだがすぐに止まってしまい、発信歴に残ってもいない。電池を入れ替えて翌日の朝にもやってみたが、やはり駄目で、結局諦めた。乾電池式だと充電が緩やか過ぎて、電波が弱いのだろうか。

それにしてもまぁ、あんなにコーフンして色々撮ったのに、出来上がって見ると、一体ワタシはナニを思ってこれを撮っていたんでしょうね?というようなシロモノばかりである。おまけに、自分自身をほとんど撮っていないので、見る人にとっては非常につまらない物になってしまった。

三年モノのデジカメを復活させることが出来るのかどうか、お店に行って確かめなければならないが、行くまでにきっと半年ぐらいかかるんだよ、きっと。