5X10(限定版)を聴いてみた。

っていうか、聴こうとしてみた一応。

Disk1はやっぱりね、A・ra・shiとかSunriseニッポンとかは、どーしても無理なのよね。だってアナタ、We are cool!ですよ。ドン引きせずに聴かりょうか。若過ぎて恥ずかしい(勿論、恥ずかしいのは嵐自身ではなくて、詞の方なんだけど)。

でも、トバシトバシ聴く内にも、初期の方がやっぱり胸キュンものが多いんだなとは思った。「台風ジェネレーション」なんか、結構。それと「時代」を聴く度に思うんだけど、この曲はリアルタイムで聴いて、ちょっと歌詞に感心してたような気がする。ただ、曲がだめだなぁワタシは。サビ以降が特に駄目。

Disk2になるともう、ほとんど捨て曲がない感じで、嵐はほんとに恵まれてるなぁと思う。他のグループなんて、なんでこんなつまらない曲を…と思うようなの歌わされてるもんね。歌唱力があっても。

で、5X10という曲だけど、先に歌詞読んでしまってウルッと来た割に曲として聴くと意外と淡々としてると思ったのは、車の中でしかも小さいボリウムで聴いていたからだったようで、今日イヤホンで聴いてみたら結構ドラマチックだった。この曲の中では、相葉ちゃんと松潤がDream"A"liveの「声」で聴かせたような丁寧な歌声をまた聴かせてくれてる。やっぱり、Disk1の頃とDisk2では、歌唱力が断然違うよね。特に、潤くんの「ずっとずっと心にあるんだ だからこそ伝えてみたい…」のところは、おおっ!と思ったな。

そして、大野くんとニノはホントに声が似てる。「でもあなたがいてくれたから その笑顔あったかかったから」のところは一瞬ニノかなと思ったけど、その後でニノが「歩いて来れたんだね」って続くから、じゃ大野くんなんだなと分かったくらいで。後半も「僕ら交わした声が消えないのならば」の出だしははっきり大野くんって分かるんだけど、同じメロディで「誓えるよこの愛を」とニノが続いても全然入れ替わった感がない。これでニノのロングトーンの特徴的なチリメンがなくなったら、どっちがどっちかホントに分からなくなっちゃうかも。

ボーナストラックで大野くんが選んだ「夏の名前」ってのは、いい曲なのかどうかよくワカラないな。同じ「夏」だったら、私は「夏の終わりに想うこと」の大野くんの出だしの歌唱が好きだったなぁ(全体の曲自体はベタで嫌なんだけど)。もう一曲選んだという Still… という曲は、いいね。でも、デビューから10年間の結構な数の曲の中で、あえてこの2曲を選ぶ感覚はやっぱり分からないな。

というワケで、やっぱり私はベスト盤じゃなくて、普通の新しいアルバムが聴きたいな。Disk2がいくらいい曲揃いと言ったって、何度も聴いた曲ばかりなんだもの。今年、もう一枚アルバムが出ることを期待しますっ!