昨日、真ん中の姉とケンカ

した。というか、一方的に売られたケンカだった。

昨日はワタシの食事当番の日で、前の日から、おでんが食べたいなぁと思っていて、いささか気候が良過ぎるけれども夜はそれなりに冷えて来るので、予定通りおでんを作ることにした。

帰宅したのは夕方六時半頃だったので、正直サスガのワタシでもちょっとおでん作りを始めるには遅過ぎる時間かなとは思ったが、着替えもせずに真っ直ぐ台所に行き、まずは大根を切った。あまり時間がないので、いつもよりやや薄めの2cmぐらいにして隠し包丁を入れ、圧力鍋で煮始めた。次に、じゃがいもの皮を剥いていると姉がやってきて、「寿司が残っているから(それを食べよう)」と言って来た。前日の夕飯が彼女の作った、生のカマスなども入ったちらし寿司だったのである。それをまた食べるのかな?と思い、「寿司?」と、やや素っ頓狂な声で訊くと、彼女は冷蔵庫からラップのかかった押し寿司を出して見せた。前日に余ったカマスで作ったのだ。ははぁ〜ん。

ご飯はベツに炊いてなかったので、あ、それならそれでいいけど、おかずが要るからおでんはおでんで作るわ、と思って、じゃがいも以下の材料を煮えにくいものから順番に鍋に放り込んでいったのである。

一旦、別棟の自宅に帰った姉だったが、暫くして風呂に入る準備をして戻って来るなり、なぜか「そんなに食べたくなければ食べなきゃいいじゃない!」とヒステリックに叫び、そろそろおでんができるので食卓に並べておいた押し寿司を、食べさせるものか!とばかりに冷蔵庫に入れてしまったのである。

「はぁ?」。何事が起きたのか理解できなかったので、「どういうイミ?誰が食べたくないって言った?」と言うと、ワタシがいかにもそういう言い方をしたと言うのである。食べたくない、と思っていたのであれば、隠そうとしても知らず知らずにそんなカンジが醸し出されていたとしても仕方あるまい。しかしワタシは、「押し寿司か。美味しそうじゃん、それはそれで」と思っていたのであるから、「バッカじゃないの?幻覚じゃない?そんなこと思ってないんだから、言うわけないじゃん!」と大声で言い返してやった。すると敵も「あんた、自分がどんなイヤな言い方してるかわからんがやねか(とここで郷土弁が出る)!」と言い放ち、何やらぶつぶつ言いながら風呂に入って行ったのであった。

そんなワケで、昨夜のワタシの晩ご飯は、ご飯なしのおでんのみ、だった。ちなみに具は、大根、じゃがいも、昆布、こんにゃく、卵、ごぼう天(さつま揚げ)、竹輪、はんぺん。本当は、もやしの胡麻和えもする予定でチンしていたのだが、アタマに来ていたので作るのを忘れていたのであった。

ちなみに、夕飯は別々に食べたのだが、後で見てみたら、姉の方はちゃんとおでんを食べてあった。ズルいっ!