今度は19歳年下の

男性と結婚!という芸能人が、まさかの吉田みわだということでオドロイタのだが、まぁ、分かるような気もした。多分世間では、まだ彼女が亡き夫の面影を引き摺って生きているであろうと思っていたかも知れないが、失った存在が大きければ大きいほど、一刻も早くその穴を埋めてくれる人を求めてしまうのが女というものだと思う。

しかし、ワタシがこの件で最も驚いたのは、その27歳の男性が、あのりりィの息子さんだということだった。ひぇ〜〜〜っ、そうなの?!

りりィといえばワタシとほぼ同世代で、若い頃は(多分今でも?)ジャニス風ヒッピーライク、かつブルージーな声を持った歌手として人気を博し、ワタシも好きだった(あくまでも推測だけれど、吉田拓郎の「タエコ」という歌は、彼女に捧げられた曲なのではないかと思う)。

そしてりりィには会ったことはないのだが、忘れられないコトがある。あれは確か、私が二十歳頃だったろうか、新宿のとあるデパートを歩いていた時に、異常にスリムな若い男性に声をかけられた。体にぴったり密着した派手な感じのGパンとGジャンを着ていたのだが、そのスリム具合というのは例えばアンガールズの田中さんとか山根さんみたいな痩せ方ではなく、筋肉はきれいに付いてるんだけどとにかく横幅が狭くて、もしカラダを輪切りにしたら(危)ちょうどまん丸なのではないかという感じの、そうね、リカちゃん人形の男版みたいな感じなのである。

ま、とにかくそんな男性がナンパして来たのである。メンド臭いので黙って通り過ぎると更に追いかけてくるので、思えば本物のろうあの人には申し訳なかったのだが、咄嗟に口がきけないフリをして手を横に振ったままどんどん歩いていた。すると逆に興味を惹いてしまったようで、さらに追いかけて来たのである。そういうと、とても危険とかしつこいストーカーのような感じを与えるかも知れないけれど、ナンパの仕方が妙に開放的で明るく、最終的には笑いを堪えることが出来なくなって来たし、話せないフリをしてるのが申し訳なくなったというか根負けしてしまって、「本当にお茶だけでいいから」というので付き合ってやることにした(←上から)。

すると、なんとその男性はジャガーに乗っていたのである。え?これに乗るの?と言うと、「ぜぇ〜〜ったいお茶だけだから」というので信用した。危ないねぇ。よゐこの皆さんは絶対に真似しないでくださいよ。時代というのもあるし、あくまで例外的体験談として読むように。

そして、青山だったか六本木だったか、どこかお洒落な街のお洒落な店で話をしていると、彼はテレビ局に勤めていると言い、出し抜けにりりィの話をし始めたのである。話の内容が本当かどうかも分からなかったし、でももしかしたら本当にりりィさんのプライバシーに関わることかも知れないので詳しくは書かないけれども、とにかく彼女のことをイロイロと話すのだった。別に自慢話のようにではなく、ごく日常のように。そういう妙な体験がある。

その後りりィさんが結婚したり別れたり、再婚したり子供を産んだりという話はウッスラと知っていた。多分、週刊誌か何かで、子供さんの写真も見たことがあるような気がする。その人が吉田みわのオットに…と思うと、なんだかちょっと不思議な気がする。

しかし、27歳ってあらしの最年少より下だと思うと、やはりオドロキではある。ま、彼女は46歳といっても特別若いから、違和感はそんなにないけどね…。