伊集院静さんが

亡くなられましたね。以前、ここにも記事を書いたように、伊集院さんは私が唯一 握手したことのある作家さんでした。

去年から今年にかけて亡くなった著名人の方たちは70歳前後の方が多く、皆さんそう長生きはしない生き方をしているように思われます。もっとも70歳といえば昔なら 大往生と言える年齢でしょうが。

ちなみに私の前夫も今年、65歳で亡くなったようです。母の命日である4月のとある日に、なんとなくスマホで彼の名前を検索してみると「訃報」とあったので、確認のためTwitter(現X)記事等を見ていくと 3月上旬に亡くなっていたことが分かりました。別れてもう40年近くになりますので、全くというほど悲しくはありませんでしたが、 呆然としてしまいました。お酒好きだったし、集中的に何かに取り組む人なのでそう長生きはしまいと思っていたので、ちょうど適した年齢に逝ったなぁという気もします。ここ数年 やたらと彼を思い出していたのも、ああそういうことだったのかと納得もしました。

その時は涙も何もありませんでしたが、数日後に彼の夢を見て 、また捨てられて、泣きながら目覚めました。「また」というのは以前にも一度そのような思いをしたことや、そんな夢を見たことがあったからです。

ずっと昔に別れてしまったので、お墓参りもままなりません。訃報を見て暫くは憑物が落ちたように彼への憎しみもなくなり、「ああ、こうして私も仏に近くなっていくのだな」と思ったものでしたが、日が経ってみると、またふと色んなことを思い出して怒りがこみ上げてきます。本当に執念深いですね。

仕方がないので俳句にして、綺麗事でまとめています(笑)。