「冷たい熱帯魚」を見た

例によって、ほとんど予備知識なしで見たので、運気が傾いて来たのはあんな気持ち悪い映画を見たからではないかと後悔した。いや、すごく面白いといえば面白いのだけど、気色悪い場面がいくつもある。実話を元にしたと知ったら、いよいよ気持ち悪い。見終わるまでに、何日もかかった。

極悪人に睨まれて、逃げようと思えばいくらでも逃げるチャンスはあったのに、逃げ出せないのがニンゲンの心理なんだなぁ。この映画は、愛犬家さつじん事件が元らしいけれども、最近の尼崎の事件のことなんかも思い起こされて、囚われた人の心理を綴った原作が読んでみたいと思った。

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そろそろ定年なので、午後半休を取って、はろーわーくに行って来た。予めネットで見て、もしあまり自宅から遠くなければここに(応募を)、と半ば決めていたところは、とても遠かったので候補から外れた。ネットでは、詳しい住所までは分からないのだ。このトシになると、車での移動時間が長いのは、特に、雪道や凍った道路をラッシュアワーに通過するのは堪える。できるだけ近い方がいい。それから、今まであまりにも連休が少ない職場だったので、出来れば土日の連休は確保したい・・・・。色々条件があって絞って行くとほんの数件に絞られるが、じゃあそこが本当にいいかっていうと、なんか違うような気もする。もう、人のために云々じゃなくて、単なる事務とか、もっと気楽そうな(いや、事務は事務で大変だろうけども)仕事にしようかとも思ったり。

とは言うものの、受付でこれまでの職歴や、持っている資格を記入して渡すと、自ずとこれまで歩んで来たような道しか選べないような感じにはなってくる。トシがトシだけに、なかなか就職できないんじゃないかとも思うが、「資格をちゃんと持ってらっしゃるので、年齢制限がある職場でも大丈夫だと思いますよ」と言われた。人に誘われるままに半ば嫌々取った資格だが、やはり役に立つらしい。でも、思い切って、これまでと180度、人生を転換させようかと思ったり・・・・。

最後の選択なのだから、もうちょっと考える。